公認会計士の年収は上昇傾向!監査法人・コンサルタントファームが人気に
株式会社MS-Japanが運営する管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career」が発表した「公認会計士のキャリアトレンド:2020-2024」レポートによると、公認会計士の転職希望者の平均年収は過去5年で最高となる1,008万円に達しました。これは前年比で15万円アップという結果で、年収1,000万円以上の高年収層の転職希望割合が増加していることが要因と考えられます。
さらに、転職活動時の希望最低年収も上昇傾向で、平均値は911万円(前年比+50万円)、中央値は700万円という結果になりました。
公認会計士の求人業界では、監査法人とコンサルティングファームが募集年収アップの傾向にあることも明らかになりました。特に監査法人は、過去5年で最高の852万円(+106万円)、コンサルティングファームは824万円(+16万円)と、高水準な年収が提示されています。一方、インハウス求人は779万円、会計事務所は704万円となっています。
インハウス求人の増加が顕著!求人業界のトレンド
公認会計士の求人業界では、過去5年でインハウス求人が大きく増加し、2024年には8割を占めるまでに成長しました。これは、企業が内部統制の強化や会計業務の専門性を重視する傾向が強まっていることを示しています。
公認会計士の転職希望者は若年化傾向
公認会計士の転職サービス登録者の年齢は、平均40歳で、過去5年では若干若年化していることが明らかになりました。40代前半が最も多い割合を占めていますが、20代での登録も年々増加傾向で、2024年には20代が18%、30代が33%、40代が33%、50代以降が16%という結果になりました。
公認会計士業界の将来性
公認会計士の平均年収上昇や監査法人・コンサルタントファームにおける高水準な募集年収は、会計士業界の活況を物語っています。さらに、インハウス求人の増加は、企業における会計業務の重要性が高まっていることを示しており、今後も公認会計士の需要は高まると予想されます。
公認会計士を目指せる資格
公認会計士になるためには、公認会計士試験に合格する必要があります。公認会計士試験は難易度が高い試験ですが、合格すれば安定した高収入を得ることが期待できます。公認会計士試験合格を目指す方は、しっかりと計画を立てて、試験対策に取り組みましょう。
まとめ
公認会計士のキャリアトレンドは、年収上昇とインハウス求人の増加という好調な状況が続いています。今後も公認会計士の需要は高まると予想されるため、会計士を目指す方は、積極的に転職活動を行うことをおすすめします。