アヲハタの冷凍フルーツ「くちどけフローズン」
アヲハタ株式会社が展開する「アヲハタ くちどけフローズン」は、従来の冷凍フルーツが抱える問題を見事に解決した新しい冷凍フルーツです。この製品の特徴は、冷凍でありながらも驚くほどやわらかく、香り豊かなフルーツを楽しめるという点にあります。特に「くちどけフローズン いちご」は、一般社団法人日本食品工学会の2024年8月開催「日本食品工学会第25回年次大会インダストリアルプラザ」にて、発表され「優秀発表賞」を受賞した注目の製品です。
従来の冷凍フルーツが抱える課題
冷凍フルーツの代表格であるイチゴは、日本人に愛されているフルーツの一つですが、その利用にはいくつかの課題が伴います。具体的には以下のような問題が挙げられます。
1.
硬さ: 凍ったままでは、特に冷凍イチゴは非常に硬く、噛むのが難しい。
2.
臭い: 凍結時に特有のイチゴ臭が生じ、風味を損なうことがある。
3.
ドリップ: 解凍時に水分が多く出てしまい、風味が失われたり食感が変化してしまう。
これらの課題を解消するために開発されたのが「くちどけフローズン」です。
やわらかフローズン製法とは
「くちどけフローズン」は、アヲハタ独自の「やわらかフローズン製法」により製造されています。これは、フルーツを果汁でマリネしてから凍結する方法であり、結果として凍ったままでも「やわらかい」そして「香りの良い」フルーツが提供されます。この技術の裏には、フルーツごとに最適な凍結条件を見つけ出すための「浸透圧脱水凍結法」が採用されています。
特徴1: 驚きの食感
「くちどけフローズン いちご」は、冷凍庫から出した直後でも軽い力で噛むことができる不思議な食感を持っています。さらに、室温に少し置けば、さらに生のイチゴに近い食感を楽しむことができます。食感の測定結果でも、従来の冷凍イチゴに比べて遥かに快適な噛み応えが確認されています。
特徴2: フルーティな香り
冷凍状態でも、イチゴ本来の甘く豊かな香りが損なわれません。フルーティな香りが強く、酸の嫌な匂いが少ないバランスの取れた香りが特徴です。これにより、冷凍フルーツのイメージを大きく変えるものになっています。
特徴3: ドリップの少なさ
解凍時のドリップが少なく、特にデザートやトッピングに最適です。生のイチゴが手に入らない時期でも、ケーキなどのデコレーションで使うとその魅力が引き立つことでしょう。
フルーツ摂取を通じた健康支援
アヲハタは、「フルーツ摂取を通した心と体の健康支援」を企業のCSRの一環として掲げています。「くちどけフローズン」を通じて、手軽においしいフルーツを楽しむ機会を提供し、すべての人々に幸せをもたらすことを目指しています。
日本食品工学会について
日本食品工学会は、食料、エネルギー、環境問題に焦点を当て、工学的視点から食品関連の課題に取り組む団体です。人々の健康で豊かな生活への寄与を目指しています。
新しいフローズンフルーツの体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。現代の食生活にとって、「くちどけフローズン」は新たな選択肢として美味しさを秘めています。