じめじめとした梅雨の季節。憂鬱な気分になったり、身体の不調を感じたりする人も多いのではないでしょうか?
仙台市の株式会社manabyが運営する障害や福祉サービスに関する情報サイト「マナポッケ」は、梅雨の時期に身体やメンタルに不調を感じている人を対象に「梅雨の時期の不調」に関するアンケート調査を実施しました。
調査では、309名の回答者から「頭痛」「やる気がでない」「不安・気持ちの落ち込み」「身体がだるい」といった症状が多く寄せられました。これらの症状は、梅雨の湿気や低気圧による影響が大きいと考えられています。
最も多かった「頭痛」の症状では、締め付けられるような頭痛や吐き気、眼痛などが多く、日常生活に支障をきたしているという声も聞かれました。また、頭痛薬以外に自分でできる対策が限られていることから、頭痛に悩んでいる人は多く、専門機関への受診も検討する必要があるでしょう。
「やる気がでない」という症状では、疲労感や倦怠感、集中力低下などが挙げられました。梅雨の時期は日照時間が少なく、日光に当たる時間が減るため、セロトニンの分泌が減りやすく、これが原因の一つと考えられています。
「不安・気持ちの落ち込み」では、原因不明の不安や、ネガティブ思考に陥るといった声が目立ちました。梅雨の湿気や気温の高さが、精神的な不安定さを招いている可能性があります。
「身体がだるい」という症状では、身体全体が重く感じたり、いつもしていたことが面倒になったりするといった声が聞かれました。身体の不調が精神的な部分にも影響を与えていると考えられます。
アンケート調査では、症状の期間について、「1ヶ月程度」と回答した人が56.3%と、半数以上の人が1ヶ月程度は梅雨うつの症状が続いているという結果になりました。
では、実際に梅雨うつをどのように乗り越えているのでしょうか?アンケートでは、頭痛薬や漢方薬の服用、睡眠時間の確保、生活リズムの維持、血流改善など、様々な対策が紹介されました。
特に注目すべきは、「休むことを許す」という考え方です。梅雨の時期は、無理せず休息を優先し、心身のリフレッシュに努めることが大切です。
また、症状が改善しない場合は、心療内科や精神科、頭痛外来などの専門機関への受診も検討しましょう。
今回のアンケート調査は、梅雨の時期に多くの人が様々な不調を抱えていることを改めて示しました。梅雨は決して楽しい時期ではありませんが、適切な対策と心の持ちようで乗り越えることは可能です。ぜひ今回の調査結果を参考に、自分にとって最適な方法を見つけて、梅雨の季節を乗り切りましょう。