ソフトウェア開発の新潮流
2024-10-24 16:00:32

AIを駆使した新たなソフトウェア開発ツールのカオスマップを公開

2024年版AI活用ソフトウェア開発ツールのカオスマップ公開



オーティファイ株式会社が提供するプラットフォーム「Autify」は、 AI技術を駆使してソフトウェア開発とテストプロセスを全面的に支援することを目的とした企業です。今回、2024年10月時点でのAIを活用したソフトウェア開発ツールのカオスマップを新たに発表しました。このカオスマップは、急速に進展する技術環境において、開発関係者が有用なツールを容易に把握するためのものです。

カオスマップ作成の背景



現代のソフトウェア開発において、AIの進歩は目覚ましく、特に開発プロセスや品質保証(QA)の分野では特に顕著です。新たな技術が次々に登場している中、開発者や関係者がどのツールを選ぶべきかを判断するのは容易ではありません。そこでオーティファイは、多様なツールを整理し、特にAIが活用されているものに注目してカオスマップを作成しました。

このマップでは、AIを活用するツールを以下の6つのカテゴリに分けています。
  • - Plan(計画)
  • - Code(コーディング)
  • - Test(テスト)
  • - Release/Deploy(リリース/デプロイ)
  • - Monitor(監視)
  • - Operate(運営)

この分類はDevOpsのサイクルに基づいており、各ツールの特徴を明確にしています。また、ツールの選定は日本国内だけでなく、国際的な視点で行われています。

AIツールの活用状況



最近では、ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)の普及が見られ、これらのツールを用いたコーディングが急速に展開されています。具体的には、GitHub Copilotのように、開発者をサポートする役割のツールが多く登場していますが、さらに進化したツールも存在します。たとえば、Devinのようなツールは、ユーザーの要求に基づいてアプリケーションを自動的に生成する機能を持っています。

また、テスト領域でもAIの活用が広がっています。テスト実行の自動化やテスト計画、さらにはテスト設計に至るまで、さまざまなプロセスでAIが利用されています。特にテスト設計は複雑な仕様分析が必要であるため、AIの導入によって効率が飛躍的に向上しています。

さらに、生成AIの進化は、従来のモデル学習を簡易化し、OSSなどに組み込みやすくしています。たとえば、CodeceptJSはE2E自動テスト用のOSSであり、最近においてはLLMを利用したセルフヒーリング機能を実装しています。

Autifyのプラットフォームとは



オーティファイは「技術の力で世界中の人々の創造性を高める」というミッションを持ち、AIと人間の協力によって進化したQuality Engineeringプラットフォームを提供しています。CEOの近澤良氏は、より多様化するユーザーニーズに迅速に応えるために、開発者が集中できる環境を整えることの重要性を強調しています。

オーティファイが提供する主なプロダクトには以下の3つがあります。
  • - Autify NoCode:AIを活用したノーコードのテスト自動化ツール
  • - Autify Genesis:生成AIによる自動テストケース作成
  • - Autify Pro Service:プロによるテスト自動化の導入支援・品質保証サービス

それらは、IT予算の約1/3を占めるソフトウェアテストの効率化と開発組織の生産性向上を果たすことが期待されています。

会社概要



オーティファイ株式会社は2016年に設立され、東京都中央区に本社を置いています。技術者としてのキャリアを持つ近澤氏がCEOを務め、さまざまなニーズに応える製品を開発しています。

公式ウェブサイトはこちら: Autify


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会社情報

会社名
オーティファイ株式会社
住所
東京都中央区東日本橋2丁目22-1クロスシー東日本橋ビル6階
電話番号

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