文字起こしAI「AutoMemo」が「kintone」と連携
ソースネクスト株式会社が展開する文字起こしAI「AutoMemo」が、業務アプリ「kintone」との連携機能を追加することを発表しました。この新機能は2024年10月24日より利用可能になり、会議録音からテキスト化された議事録を即座にkintoneに出力できるようになります。
便利な新機能の概要
「kintone」とは、サイボウズ株式会社が提供するクラウド型の業務アプリ構築サービスで、情報の共有や業務管理を効率よく行うことが可能です。今回のアップデートにより、「AutoMemo」で自動生成した議事録がkintoneに直接出力されるため、業務の生産性が向上することが期待されます。
特に注目すべきは、録音済みファイルへのアクセスや文字起こし結果の確認が、簡単な操作で行えるようになる点です。また、自動要約機能も利用可能で、会議内容を迅速に把握できる仕組みが整っています。
効率的な議事録作成
この連携機能では、議事録の要約が特に便利です。「オートメモ」で会議を録音した後、要約作成ボタンを押すだけで、全体要約、話者ごとの要約、TODO整理が生成されます。全体要約では、要約内容、決定事項、共有事項がそれぞれのカテゴリーに分かれ、明確に整理されます。話者ごとの要約では、各発言者の詳細な内容が反映され、議題の理解が一層深まります。
要約結果は即座にkintoneに転送されるため、会議後に重要なポイントや議論を振り返る際に非常に役立ちます。ただし、要約機能を利用しない場合、共有リンクのみの出力となりますのでご注意ください。
誰でもアクセス可能なリンク
さらに、要約のすぐ上には「オートメモ」の議事録ページにアクセスできるリンクが表示されます。このリンクを通じて、アカウントがない人でも録音内容を確認できるため、社内外を問わず情報共有が円滑に行えるようになります。
AutoMemoの技術力
「オートメモ」は、OpenAIによる音声認識エンジン「Whisper」を一部利用しており、高精度の文字起こしを実現しています。2020年に販売が開始されると、その後もディスプレイ付き端末の「オートメモ S」や、最新端末の「オートメモ R」をリリースするなど、進化を続けています。
2023年には文字起こしAIボイスレコーダーとして、ブランド別の販売台数と金額でのシェアがNo.1を誇る実績もあります。
まとめ
ソースネクストが提供する「AutoMemo」と「kintone」の連携により、業務アプリにおける効率化が飛躍的に進むことが期待されます。自動化された議事録の出力機能は、社内の情報共有や管理の観点から非常に強力なツールとなるでしょう。今後の動向にぜひ注目してみてください。