子育てDX:小松市の新たな取り組み
石川県小松市で、母子モ株式会社が提供する『子育てDX』の一環として「小児予防接種サービス」が導入されることになりました。これにより、保護者はアプリを利用して予診票の記入や、接種結果の確認が簡単にできるようになります。この新サービスは、2023年11月4日から運用が開始されます。
デジタル化による利便性の向上
小松市では、妊産婦と子どもを対象とした健康データの記録や予防接種のスケジュール管理を行うために、2023年4月より母子手帳アプリ『こまつすこやかアプリ』を導入しています。このアプリを通じて、今まで手間がかかっていた手続きをデジタル化し、よりスムーズに行えるようにすることで、子育てに関する負担を軽減することが目指されています。
「小児予防接種サービス」では、自治体から配布されるQRコードをスキャンするだけでアプリ上で必要な手続きが完結します。特に、複数の予防接種を受ける場合でも一括で情報を入力できるため、非常に便利です。
まち全体で子育てを支える
小松市は「だれもが あんしんして未来への希望を抱く」との理念のもと、子育てに関わる支援策を積極的に進めています。今後も、このようなデジタル化を進めることで、住民のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させ、より豊かな生活が実現できる街を築くことを目指しています。
また、市では子育て世代向けの施策として『こまつすこやかアプリ』をフル活用し、地域の情報もしっかりと届ける取り組みを行っています。このように情報を一元化することにより、保護者は必要なデータを迅速に得ることが可能となり、より安心して育児に専念できる環境が整えられます。
アプリで進化する予防接種
小松市の「小児予防接種サービス」は、デジタル技術を活用した素晴らしい取り組みの一部です。医療機関では、接種状況や間隔を自動的に管理できる機能があり、接種スケジュールの確認も容易です。これにより、保護者や医療者の負担が軽減され、より安全かつ効率的な接種が可能になります。
市長の宮橋勝栄氏は「子どもたちの輝く未来創造都市こまつ」を目指すというビジョンのもと、このプロジェクトが進行していると述べています。これからも子育て支援を一層の充実させるために、必要な情報を保護者、自治体、医療機関に届け、一人ひとりが安心して子育てできる環境を整えていく考えです。
未来への展望
今後、小松市では2030年を目指して妊娠から子育て期に至る手続きをより簡素化し、それに伴う情報の発信もしっかり行っていきます。このように地域全体で未来を明るくするための施策が進められることで、子育て世帯は一層安心感を持って子どもを育てることができるでしょう。
この新しいデジタルサービスの導入は、まさに小松市の子育て支援への情熱が形になったものと言えます。今後、どのような形で地域の子育てが支えられていくのか、引き続き注目が集まります。