オルツとキャスター、生成AI活用で合弁会社「LUVO」設立 - 生産性向上で働き方改革目指す

AIと人材の融合で、生産性向上を加速 - オルツとキャスターが合弁会社「LUVO」設立

生成AI技術で知られる株式会社オルツと、リモートワーク支援サービスを提供する株式会社キャスターは、2024年9月1日に合弁会社「株式会社LUVO」を設立することを発表しました。

この合弁事業は、両社の強みを活かし、生成AIを活用したプロダクト開発とサービス運用を通じて、労働生産性の向上と働き方改革を推進することを目指しています。

オルツが持つ深層学習、生成AI、大規模言語モデルなどのAI技術と、キャスターが培ってきた人材事業に関するノウハウを組み合わせることで、人々の労働負担を軽減し、より生産性の高い社会を実現することを目指します。

3つの事業展開で、未来の働き方を創造

LUVOは、以下の3つの事業を展開することで、AI技術と人材の力を融合し、未来の働き方の創造を目指します。

1. アノテーション事業: AIの学習に欠かせないデータにタグ付けや意味情報を付与する「アノテーション」を専門に行い、AI開発のための教師データ作成サービスを提供します。個人データでカスタマイズ可能なAIエージェント強化基盤を用意することで、アノテーション事業の創出・強化を図ります。

2. AIエージェント受託開発事業: 特定の目標達成を目的とした、AIを活用した自律的なエージェントの開発を請け負います。人間の代わりに業務を効率化し、生産性を向上させるAIエージェントの開発を通して、人々の労働負担を軽減します。

3. AIエージェント派遣事業: 企業向けに、業務を支援・代替するAIエージェントを開発・派遣します。AIエージェントの導入により、業務効率化を図り、従業員のより創造的な活動に集中できる環境を実現します。

「LUVO」という社名に込められた想い

LUVOという社名は、AIとの調和を重んじながらも、人間らしい考えを大切にする姿勢を表現しています。

「愛」や「意見」「考え」といった意味を持ち、Life（生きる）、Unique（ユニーク）、Valuable（貴重な）、Overture（序曲）の頭文字からも、人々の生活を豊かにし、ユニークな価値を生み出し、AIとの協奏によって新たな未来への序章を奏でるという想いが込められています。

労働人口減少という課題への挑戦

日本社会では、少子高齢化による労働人口減少が深刻化しており、働き手不足への対応が急務となっています。LUVOは、生成AIを活用することで、労働者の負担を軽減し、労働生産性を向上させることで、この社会課題解決に貢献することを目指しています。

キャスターが持つリモートワークノウハウとオルツのAI技術が融合することで、より柔軟で効率的な働き方を実現し、人々がより創造的な活動に集中できる社会の実現に貢献していくことが期待されます。