ダイキン工業がCOP29で注目される理由
2024年11月にアゼルバイジャンのバクーで開催される国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)にて、ダイキン工業株式会社が重要な役割を果たします。特に注目されるのは、建物の脱炭素化に寄与する技術として、暖房や給湯に使用されるヒートポンプ技術を紹介するセミナーに登壇することです。このセミナーは、環境省と国土交通省が共同で主催し、建物の環境負荷の軽減に向けた日本の取り組みを発信する場となります。
背景にある建築分野のCO2排出量
建築分野は、全世界のCO2排出量の約37%を占め、最終エネルギー需要の約34%を消費していることから、脱炭素化の重要性が高まっています。2023年に行われたG7会合では、建築物及びそのライフサイクルの脱炭素化についても強調されており、COP28での「Buildings Breakthrough」の設立など、国際的にこの課題が認識されています。
ダイキンのヒートポンプ技術の可能性
ダイキンの常務執行役員である澤井克行氏が登壇し、ヒートポンプ技術が持つCO2排出量削減の可能性を詳しく解説します。この技術は、空気中の熱を活用し、化石燃料を用いた暖房や給湯システムに比べて、はるかに低いエネルギー消費で暖房・給湯を実現することができます。これにより、温室効果ガスを大幅に削減できるだけでなく、エネルギー効率の向上も期待されます。
パネルディスカッションによる知見の共有
セミナーでは、国際エネルギー機関(IEA)や他の企業の代表者と共に、建物の脱炭素化を加速するための実行可能な方策についてのパネルディスカッションも行われます。このような情報共有の場は、技術の普及や新たな取り組みにつながる貴重な機会となるでしょう。
日本の優れた技術の発信
COP29では、環境省が「ジャパン・パビリオン」を展開し、日本の製品や技術、そして気候変動への取り組みを世界に向けて発信します。ダイキンもこのパビリオンで、ヒートポンプ暖房・給湯機器のバーチャル展示を行い、その効果的な利用方法を紹介します。国際舞台でのこれらの取り組みは、日本企業のグローバルな影響力を強化することに寄与するでしょう。
持続可能な社会に向けたダイキンの使命
ダイキンは、空調業界のリーディングカンパニーとして、自然環境への負荷を軽減するために業界全体が持続可能な技術を導入する重要性を説いています。COP29のセミナーを通じて、各国政府や関係者に対し、ヒートポンプ技術の優位性を訴求し、温暖化対策に貢献する意義を強調します。
セミナー情報
- - 日程: 2024年11月18日 14時00分~15時15分(現地時間)
- - 会場: COP29ジャパン・パビリオン
- - 主催: 環境省、国土交通省
詳しい内容は、
環境省のCOP29ジャパン・パビリオンオフィシャルサイトをご覧ください。
お問い合わせ
ダイキン工業株式会社コーポレートコミュニケーション室
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