リサイクルパウチの展開
2024-10-10 18:11:45

TOPPANと三井化学が手がけるリサイクルパウチの新展開

環境に優しい新しい選択肢



TOPPANと三井化学が共同で開発したリサイクルパウチが話題を呼んでいます。このパウチは、印刷後に廃棄されたフィルムをリサイクルして作られており、プラスチック資源の循環を促進する重要な一歩とされています。

パウチ開発の背景



日本政府はプラスチック資源循環戦略を策定し、2025年までにリユースやリサイクルが可能な材質への転換を目指しています。特に、2030年までに容器包装の60%をリユースまたはリサイクルするという目標が掲げられており、私たち企業もこの流れに寄与する重要な役割を担っています。

三井化学は2022年5月、廃棄フィルムをインキ除去し、ペレット化して再生する「RePLAYER®」プロジェクトをスタート。TOPPANとアールエム東セロとの共同実証試験を経て、今年度ついにパウチサンプルの提供が始まります。この取り組みは、印刷やラミネート、製袋技術の確認を経て実現に至ったものです。

三社の役割と強み



このプロジェクトは、TOPPAN、三井化学、アールエム東セロの三社が協力して推進しています。TOPPANは廃棄フィルムの回収と印刷除去を担当し、三井化学はポリプロピレン樹脂に関する知識を活用して再生フィルムの品質管理を行います。また、アールエム東セロはパウチとしての加工技術を提供し、その販売・マーケティングを担当します。これにより、リサイクルフィルムの使用促進が図られています。

今後の展望



三社は、このリサイクルパウチの社会実装を2025年度に向けた重要なマイルストーンと位置づけており、持続可能な未来に貢献するための具体的な取り組みを進める予定です。多くの企業が環境問題に取り組む中、彼らの開発した製品はその手本とされることでしょう。

TOKYO PACK 2024での展示



5回目の開催を迎える「TOKYO PACK 2024」では、このリサイクルパウチが実際に展示される予定です。会期は2024年10月23日から25日まで、東京ビッグサイトで開催され、参加企業の最新の取り組みを見ることができます。TOPPANのブース(東ホール・小間番号2U09)や三井化学のブース(東ホール・小間番号1R07)で、この新たなパッケージの勇姿をご覧ください。

最後に



新たなリサイクルパウチの開発は、持続可能な未来への重要なステップです。TOPPANと三井化学の取り組みは、環境保護への意識が高まる中で、さらに多くの関心を集めることでしょう。この成果が、今後のパッケージ技術にどのような影響を与えていくのか、今後の動向に注目が集まっています。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
TOPPANホールディングス株式会社
住所
東京都文京区水道1-3-3
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。