株式会社トンボと株式会社シップスが新ブランド「SHIPS SCHOOL YEARS」を展開
株式会社トンボ(岡山県岡山市、代表取締役社長:藤原竜也)と株式会社シップス(東京都中央区、代表取締役社長:原裕章)は、2024年9月にライセンス契約を結ぶことを発表しました。この提携により、両社の強みを活かした新しい学校制服・体育着が登場します。そのブランド名は「SHIPS SCHOOL YEARS」。
提携に至った背景
トンボは、長年にわたり学校制服の製造と販売を手掛けてきました。一方、シップスはトラディショナルなデザインを現代的に解釈し、洋服作りにおいて高い評価を受けています。今回の提携は、両社が共通して持つ「時代を超えた上品さ」を基にしたものであり、学生のアイデンティティを表現する制服を提案することを目的としています。
この提案は、学校制服という枠を超えて、学生たちが思い出や経験を積む場を創出することにも寄与します。学生時代は一度きりの経験であるため、その中で身につける制服は特別な意味を持つものです。トンボとシップスが提携することで、そのような特別な制服作りを実現することが目指されています。
ライセンス内容とブランドの特徴
「SHIPS SCHOOL YEARS」を通じて提供される制服は、小学校、中学校、高等学校を対象とし、特に学校制服や体育着の展開を重視しています。ブランドのコンセプトには、学生たちが毎日を大切にし、共に成長していく姿が盛り込まれています。
ブランドコンセプト
「SHIPS SCHOOL YEARS」には、学生時代に身につける服が、その時期にしか体験できない思い出を刻む要素があります。トンボは、時代に流されない美しさを追求し、学生たちが誇れる制服を提供することを目指しています。このコンセプトは、フォーマルでありながらも親しみやすいデザインへと昇華させることを意図しています。
株式会社シップスの歴史
シップスは1952年に東京・上野で創業しました。以来、アメリカからの衣料品を取り入れ、全国的に人気を博しています。特に1977年に銀座にオープンした「SHIPS 1号店」は、セレクトショップとしてのスタート地点となりました。シップスのブランドイメージは、「STYLISH STANDARD」。普遍性をもちながらもトレンドを取り入れ、常に新しさを追求しています。
株式会社トンボの歴史
トンボは、1876年に足袋製造から始まり、1930年から学校制服の製造をスタートしました。スクールアイデンティティの提唱など、業界の先駆者として知られており、1974年にはブレザーのスタイルを全国に広めました。環境に配慮した製造プロセスや、カーボンフリー工場の取り組みも評価されています。
生産と販売計画
新しい制服は、中学校・高校の生徒に向けて2027年4月から販売を予定しています。生産は全て国内の自社工場で行われ、この提携によってますます競争力のある制服が市場に流通することが期待されています。
この新たな連携が、学生たちにとって素晴らしい経験となることを願ってやみません。両社が手がける「SHIPS SCHOOL YEARS」は、まさに「こだわりの制服」を提供するための一歩となるでしょう。