広島銀行を名乗る偽SMSと偽サイトによる注意喚起
2023年11月23日、広島銀行(代表取締役頭取清宗一男)から、当行を装った偽のショートメッセージ(SMS)と偽サイトの存在が確認されました。この事件は顧客に対して不正送金の被害を引き起こしており、特に注意が必要です。
1. 事件の概要
発覚した偽のSMSは、次のような内容で送信されています。「【広島銀行】お客様の口座の取引に関する重要な確認です」とのメッセージで、受取人を他のリンク先に誘導します。リンクをクリックすると、広島銀行の個人インターネットバンキング画面を模した巧妙な偽サイトに誘導され、そこでは契約者番号、口座番号、ログインパスワードを入力するよう求められます。
このような行為は、顧客の個人情報を不正に取得し、それを利用して不正送金を行うことを目的としています。実際に、複数の顧客がこの偽SMSによって被害に遭ったことが確認されています。
2. 銀行からの注意喚起
事件を受けて、広島銀行は以下の注意喚起を行っています。
- - 偽のSMSは当行が発信したものではありません。
- - 謎のリンクをクリックしたり、偽サイトで個人情報を入力しないようにしてください。
さらに、同銀行では以下の方法で注意喚起を行っています。
- - 銀行の公式ウェブサイトにて緊急メッセージを公開し、注意を呼びかけています。
- - インターネットバンキングを利用している顧客には、電子メールでの注意喚起を実施しています。
- - こいPay Xの公式アカウントや、ひろぎんアプリを通じて、重要なお知らせとして情報を発信しています。
これにより、顧客が被害に遭わないように、広島銀行は強力に対策を講じていることがわかります。
3. 今後の対策
広島銀行では、今後も引き続きこのような偽SMSや偽サイトへの対応を強化していく方針です。顧客に対しては、定期的な注意喚起や情報提供を行い、被害を未然に防ぐ努力をしています。また、万が一偽サイトにアクセスしてしまった場合でも、すぐに広島銀行に連絡し、指示を仰ぐことが重要です。
今回の事件から、多くの方がインターネット上の情報に対して慎重になる必要性が再認識されました。我々も、銀行からの公式なメッセージだけを信じるよう心掛け、怪しいリンクは決してクリックしないよう注意しましょう。
広島銀行は、顧客の安全を最優先に考えており、今後とも厳重な監視体制を敷き、金融安全を守るための取り組みを続けると明言しています。