滋賀県湖南市に完成した先進物流施設
滋賀県湖南市に位置する「UI湖南ロジスティクスセンターⅡ」が、2025年6月30日に正式に竣工を迎えました。こちらの物流施設は、UI JAPAN株式会社が手掛けたもので、延床面積約188,000㎡を誇る滋賀県最大の規模を誈るマルチテナント型物流施設です。
立地の優位性
「UI湖南ロジスティクスセンターⅡ」は名神高速道路「栗東湖南IC」からも近く、約2.1kmの距離に位置しています。主要都市である大阪市内までは約60分、名古屋市内までは約100分でアクセスできるため、物流の効率が非常に高いと言えます。この利便性は、企業にとって魅力的な要素であり、全国的な配送ネットワークを構築するうえでも重要です。
高度な施設設計
この物流施設は、4階建ての構造であり、1フロアあたり約45,000㎡のスペースを最大6テナントで分割して使用できるようになっています。さらに、車両専用のランプウェイが上り・下りにそれぞれ設けられており、各階への大型車両の接車が可能です。この設計はテナントにとって非常に重要な要素で、円滑な物流動線を実現しています。
また、高さ6.0mの有効梁下空間を持つことで、積み重ねて保管することが可能な保管効率を実現しています。これにより、物流業務を行う企業は限られたスペースの中でより多くの商品を保管できるメリットがあります。
働く人への配慮
「UI湖南ロジスティクスセンターⅡ」は、働く人々にも配慮した設計がなされています。倉庫内には空調設備が整えられ、作業環境が快適に保たれています。また、ドライバーが疲れを癒せるラウンジや、24時間利用できるコンビニ、シャワー室、トイレも完備されています。これにより、働く人々はより充実した職場環境で業務に専念できるでしょう。
さらに、荷物の積み降ろしが不在の際でも可能な「置き配バース」の設置により、ドライバーの待機時間を削減し、効率的な物流を実現しています。環境への配慮も忘れられず、災害時に備えた非常用発電設備や、エネルギー効率の高い設備が導入されています。
環境への取り組み
この物流施設では、省エネルギーに配慮した高断熱外壁材を採用しており、人感センサー付きLED照明も導入されています。これにより、電力消費量を抑えつつ、環境負荷を軽減する取り組みが進められています。また、屋上には太陽光発電所を設置予定であり、地域社会への電力供給の視点からも低炭素社会の実現を目指しています。
まとめ
「UI湖南ロジスティクスセンターⅡ」は、物流の流通網を支える先進的な施設として、多くの企業にとって効果的な選択肢となることが期待されています。この完璧な立地条件と高機能な設備が整ったロジスティクスセンターは、地域経済の発展にも寄与することでしょう。アジア全域での物流不動産プラットフォーム『UIB』の一環として、これからのさらなる成長も楽しみです。