スマホ使用の実態調査2024
パーソルキャリアが運営するJob総研は、606人の社会人に対し「2024年 スマホ使用の実態調査」を実施しました。この調査では、特に危険な「ながらスマホ」の実態、タイミング、年齢別の傾向などが詳しく分析されています。
調査の概要
調査期間は2024年11月6日から11月11日までの約1週間で、20~50代の全国の男女が対象となっています。対象者のうち、78.7%が日常的に「ながらスマホ」を行っていると回答しました。
歩きスマホの実態
全体の61.5%が歩きスマホを実施しており、その中でも30代が最も多く68.0%というデータが出ています。特に危険視されている点は、歩きスマホによる無意識での行動と、危険を感じたと答えた割合が85.3%であることです。これにより、実生活において無意識的に歩きスマホが日常化していることがわかります。
自転車走行中のスマホ使用
自転車走行中にスマホを使用しないと答えた人は86.3%に達しましたが、危険を感じた経験があると答える人は89.1%を占めており、これもまた危険性を示しています。
調査結果の背景
86.3%が自転車走行中にはスマホを使わないとする一方で、歩きスマホでは多くの人が「無意識的に」行っていることが判明しました。この現象は特に40代に顕著で、SNSやメッセージアプリを確認しながら食事中や歩行中にスマホを使うことが多いようです。背景には、「スマホがない環境に不安を感じる」という声が多く見られ、92.3%の人がその不安を抱いていると回答しています。
危険に対する意識
”ながらスマホ”をしている人の約28.9%が、「やめようと思わない」と答え、スマホの重要性を認識しつつも危険を感じていることが示されています。歩きスマホの危険性は無視できません。多くの人が注意を払っているにもかかわらず、歩きスマホを止める意識が低く、それが引き起こす事故やトラブルのリスクは常に存在するのです。
まとめ
この調査を通じて、スマホ使用は日常生活に深く根付いており、その利用方法を改めて見直す必要があることが浮き彫りになりました。特に無意識で行う「ながらスマホ」は、周囲への配慮が欠けがちで、重大な事故につながる恐れがあるため、今一度スマホの使用方法について考えることが求められています。すでに事故を起こした経験があるにもかかわらず、依然としてその行为が続いている現状は、社会全体で対策を講じる必要があると言えるでしょう。
これからは、交通ルールを守りつつ、スマホの使用方法に意識を向けることが求められます。その意識が、より安全な社会を形成する一歩となるのです。