ウクライナ支援、クラウドファンディング
2022-09-16 08:19:25

ウクライナ支援、クラウドファンディングで長期的な支援へ - 現地のニーズに合わせた柔軟な支援体制 -

ウクライナ支援の新たな形、クラウドファンディングで長期的な支援へ



ロシアによるウクライナ侵攻は長期化し、避難してきた人々への支援は、短期的な緊急支援から、長期的な生活支援へと移り変わってきています。そこで、一般社団法人戦災復興支援センター(WDRAC)は、2022年6月以降、変化の激しい現地の状況に対応するため、プロジェクトごとにクラウドファンディングスタイルの寄付を開始しました。

WDRACは、「支援する人たちを支援する」を理念とし、国際紛争による被害の復旧・復興、避難者の支援活動を行う個人や団体を直接支援しています。これまで、物資提供による支援が主流でしたが、より効果的な支援方法として、クラウドファンディングを活用することで、支援対象者の活動資金を直接的に支援することが可能となりました。

第2弾はイギリス人サイモンへの支援プロジェクト



今回のクラウドファンディングの対象者は、イギリス人のサイモン・マッシー氏です。サイモン氏は、ロシアのウクライナ軍事侵攻によって被災した人々を支援する「Mission Ukraine」という人道支援活動を行っています。

サイモン氏は、これまでウクライナとの国境にあるポーランドの街・メディカで、避難してきた人々への支援活動を行ってきました。食料やテント、寝袋の提供、医療品や物資の搬送など、様々なニーズに対応してきました。また、ボランティアの拠点となる施設の建設も支援しています。

今後はウクライナ国内での支援に注力



最近では、避難生活からウクライナ国内へ戻る人が増えてきていますが、ウクライナ国内では依然として物資が不足している状況です。サイモン氏は、2022年6月からウクライナ国内に入り、戦況が厳しい東部の町へ物資を届ける活動をしています。月に複数回、ボランティア仲間と共にトラックで東部へ赴き、物資を届けています。

今回のクラウドファンディングで支援する内容



今回のクラウドファンディングでは、サイモン氏の3ヶ月分の活動資金を目標としています。

ボランティア宿泊拠点の家賃(光熱費含む):30万円/月
ウクライナへの支援物資輸送費(トラック3台分):30万円/月

合計で60万円/月、3ヶ月分なので目標金額は180万円です。

WDRACの活動について



WDRACは、現地ニーズに合わせた柔軟な支援を重視しており、物資の提供ではなく、支援者の活動資金援助に注力しています。寄付金は、運営費を除き、全て支援対象者に届けられます。

また、WDRACでは、支援対象者が撮影した写真や動画の提供、支援対象者へのインタビューなども可能です。現地や当人の状況によっては、インタビューができない場合もあります。

WDRAC代表理事 長尾彰氏



WDRACの代表理事は、長尾彰氏です。長尾氏は、組織開発ファシリテーターとして、事業開発やサービス開発、組織づくりに取り組んでいます。

2011年の東日本大震災後には、石巻市で子どもたちの放課後の学びと遊びの場づくりを行う「プロジェクト結」の理事長として、復興支援活動に携わりました。また、復興庁政策調査官・政策参与として、政府の復興支援にも貢献しました。

ウクライナ支援への参加方法



WDRACのウェブサイトから、クレジットカード等で寄付をすることができます。

クラウドファンディングスタイル
1回限定寄付
サブスクリプション
0円寄付(行動で支援)

ウクライナ支援に関心のある方は、ぜひWDRACのウェブサイトをご確認ください。

会社情報

会社名
一般社団法人戦災復興支援センター
住所
東京都世田谷区代田6-8-17-3
電話番号

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