老化可視化研究開始
2022-06-15 11:00:16

ミトコンドリア量で身体の老化を可視化する新研究が始動

ミトコンドリアで加齢度を測定する新たな試み



私たちの身体がどのように老化しているのかを、科学の力を借りて可視化しようとする新しい研究が、ミライラボバイオサイエンス株式会社によって始まります。東京都に本社を置くこの企業は、細胞内ミトコンドリア量を基にした加齢度マーカーの研究を進めており、一般の人々も参加できる形での臨床研究をスタートしました。

研究の枠組み


この研究では、20歳以上の日本人を対象に、細胞内のミトコンドリア量の年齢別基準値を確立することを目的としています。具体的には、参加者は自宅で唾液や便、ろ紙血などの生体試料を採取し、それを郵送することによって、自分の身体の老化度を測ることができるというものです。

近年、個々の老化の速度には明らかな差があり、その主要因としてミトコンドリアの減少が指摘されています。ミトコンドリアは細胞内に存在する小さな構造体で、エネルギーを生産する重要な役割を果たしています。ミトコンドリアが多いほど、判断力や筋力の低下を防ぎ、内臓脂肪型肥満が少ないことが研究で示されています。

加齢とミトコンドリアの関係


加齢による身体の変化は避けられませんが、ミトコンドリアの減少を抑える試みは進んでいます。効果的な手段の一つとして、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の投与が注目されており、これが体内で反応することでミトコンドリアの生成が促進されると考えられています。

ミライラボバイオサイエンスは、世界で初めてNMNサプリメントの販売を開始した企業でもあり、すでに広島大学との共同で長期的な臨床研究を行ってきました。この研究は、NMNがどのように身体に作用するのかを科学的に示す重要なステップです。

未来への展望


今回の研究には、環境や生活習慣を反映したデータベースの構築が含まれています。これによって、ミトコンドリア量の年齢別基準値のみならず、健康状態や生活習慣の関連性も探ることが可能となります。これにより、より具体的な老化対策を推進することが期待されます。

加齢度の可視化という新しいアプローチは、私たちの健康管理に革命をもたらすかもしれません。今後、ミライラボバイオサイエンスは、科学的根拠に基づいた「プロダクティブ・エイジング」の実現を目指し、Quality Of Lifeの向上に寄与する取り組みを続けていく方針です。

お問い合わせ


詳しい情報や研究参加への関心がある方は、ミライラボバイオサイエンス株式会社の公式ウェブサイトをご覧ください。

会社情報

会社名
ミライラボバイオサイエンス株式会社
住所
東京都中央区銀座1丁目14番4号プレリ―銀座ビル5階
電話番号
03-5403-6393

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