CES 2025での革新技術と企業の姿勢
2025年1月7日から10日まで、アメリカ・ラスベガスで開催されたCES 2025。ここで注目を集めたのが、Casley Deep Innovations株式会社(キャスレーディープイノベーションズ)である。東京都渋谷区を拠点とし、革新的なテクノロジーを展開するこの企業が、自社のハイパー・セキュア・ストレージ技術「furehako®(フレハコ)」の紹介を行い、テレビ東京BIZの取材を受けた。
CESとは?
CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)は、毎年アメリカ・ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大級の電子機器見本市であり、業界の最新技術や製品が披露される場として知られています。最近では自動車やドローンなど、家電以外の展示も増加し、「シー・イー・ス」としても親しまれています。世界中から約40,000社が参加し、各社が持つ最新の製品や技術が注目を浴びます。
テレ東BIZが取材した背景
Casley Deep InnovationsがCES 2025で注目を浴びたのは、日本のスタートアップとして唯一、テレビ東京BIZの取材を受けた5社の一つとなったことです。この取材により、同社が展開するハイパー・セキュア・ストレージ技術が広く認知される契機となりました。
取材の内容は、機密文書や動画、画像ファイルを破損データとして暗号化し、分散コンピュータに保存するという先進的なアプローチに焦点をあてたものです。ファイルを暗号化した上で、オリジナルデータを削除することで、ハッカーによる攻撃に対しても極めて強固なセキュリティを実現しています。
furehako®の特徴
furehako®は、ウェブ3.0による機密分散技術を用いており、データは閉ざされたネットワーク内でのやり取りが行われます。この技術の中核をなすのが、データの断片化、暗号化、分散化のプロセスです。改ざん防止のため、データはハッシュ値とともにブロックチェーン上に保存され、一意に識別されます。
さらに、furehakoはハイパー・セキュア・ネットワークを用いており、従来のウェブ2.0型アーキテクチャから脱却。新しい時代のデータ保護において、より高いセキュリティを提供するシステムとなっています。
Casley Deep Innovationsの未来
Casley Deep Innovationsは、東京を拠点にディープテック領域に特化したシステムやプロダクトの開発を手がけており、近未来の技術を先取りする姿勢が顕著です。代表取締役の砂川和雅氏は、今後も先端技術を駆使した製品の開発に注力する意向を示しています。今後の展開にも期待が寄せられています。
取材映像
詳細な取材内容は、テレ東BIZの配信動画で確認できます。約31分からCasley Deep Innovationsの紹介があります。
テレ東BIZ配信動画はこちら
このように、CES 2025で紹介された革新的な技術により、データ保護の新たな時代が開かれることが期待されています。