新たなAIデータ解析とIoT技術の融合による未来のアプリケーション開発

クウジットとジャスミー、共同開発に着手

クウジット株式会社とジャスミー株式会社は、両社の強みを生かし、新たな技術を用いたアプリケーションの開発に向けて共同で研究を開始しました。特に、ジャスミーのIoTプラットフォームと、クウジットが誇るAIデータ解析技術を融合させ、未だ見ぬソリューションの創出を目指しています。

両社は、アプリケーションフレームワーク「KJ Engine（仮称）」の研究開発を通じて、無意識的なデータ特徴の可視化や、個人のウェルビーイングに寄与する新しい形のテクノロジーを提供しようとしています。

なぜてこなぜ？

現代は、インターネットやSNS、ソーシャルゲームが日常の一部となり、ユーザーの無意識的データが蓄積されています。このデータは、AI技術の進展によって解析され、サービスの向上やターゲティング広告に活用されています。しかし、データは個々のユーザーにとっての意味を持つべきであり、その使い方や所有権についても配慮が必要です。

目指すべきは人の幸せ

クウジットとジャスミーは、この無意識的なデータを、ユーザーが理解できる形で可視化し、意識的な気づきを促すことで、より良い社会の実現を目指しています。これにより、個人が自身のデータを意識的に認識し、活用できるようになれば、より良い意思決定を行うための力となるでしょう。

社会装置の構想

両社は、ユーザーと社会のインタラクションを強化するための「社会装置」と呼ばれる新たなコンセプトを引っ提げています。具体的には、無意識的な特徴データを安全に使用し、個々に適切に帰属させ、利活用することを目的としたシステムを構築します。特に、ブロックチェーン技術とAIデータサイエンスを組み合わせることで、データのパーソナル化を図り、個人の心地よさを追求します。

役割と期待される成果

この共同開発において、ジャスミーは自身のパーソナルデータロッカー技術を提供し、クウジットはAIデータ解析技術「慧（KEI）」を基にしたソリューションを展開する予定です。また、クウジットは、感染症予防を目的とした社会装置「emmyWash」の実証実験も企画しており、今後の展開に大いに期待が寄せられています。