主婦のキャリアを考える冊子が全国で配布開始
全国の主婦たちに向けて、特定非営利活動法人主婦キャリアが発行した『主婦のキャリアを考える冊子』が、待望の全国配布をスタートしました。この冊子は、少子高齢化が進む日本において、女性の社会進出を後押しし、主婦期間を「ブランク」ではなく「立派なキャリア」と認識し直すことを目的としています。
少子高齢化と女性の社会進出
少子高齢化が進む中で、女性の社会進出が求められていますが、実情は依然として厳しいものがあります。多くの主婦は、妊娠や出産を機に職を辞することを余儀なくされ、一度社会から離れた後、希望する職に戻ることが難しくなっています。このような課題は、子育てや家族の事情により一時的に社会から離れた女性が、自身のキャリアを再構築する機会を持てないという現実を浮き彫りにしています。
主婦のキャリアを広げる取り組み
内閣府が進める『結婚、妊娠、子供・子育てに温かい社会の実現』に向けて、主婦キャリアは独自のアプローチとして「主婦のキャリア」に焦点を当てました。主婦期間中に得た経験やスキルを評価し、「キャリアは途切れるものではない」という意識を世の中に浸透させることが、より安心して子どもを育てられる環境の構築に寄与することが期待されています。
各種主婦の思いと現状
主婦という言葉は、決して一つの形にまとめられるものではありません。専業主婦として家庭に専念したいと考える人や、働きたいのに働けない人、家族の事情により不本意に主婦となった人など、様々な立場の女性がいます。こうした多様性を鑑みると、主婦としての期間や前職について真剣に考えることで、キャリア構築における新たな道が開ける可能性が広がります。
クラウドファンディングでの成功
この冊子の配布に際しては、2019年に実施されたクラウドファンディングが大きな力となりました。目標金額を300%達成し、総支援額は1,500,000円に上りました。多くの企業や団体からの支援を受け、冊子は無事に完成しました。
現在の配布状況と今後の展望
2022年5月より、大阪府茨木市の公共施設から冊子の配布が開始され、続いて千葉県袖ヶ浦市でも設置が始まりました。このように、公共機関や企業での設置を広めることで、より多くの人々がこの冊子に触れ、今後の働き方について考えるきっかけが提供されることを目指しています。
今後の活動への期待
今後も冊子の配布を継続し、主婦の期間が「ブランク」とされるのではなく、「キャリアの一部」として認識されるよう活動を進めていきます。全国に設置場所を拡大するためには、さらなる協力が必要です。公共機関や企業の皆様に、ぜひ弊団体の活動に賛同し、冊子の設置を応援していただきたいと考えています。
リリースの詳細やお問い合わせについては、以下の情報をご覧ください。
私たちの活動に参加して、主婦のキャリアについてより多くの人に想いを届けましょう!