福島県会津に新たな拠点が誕生
福島県会津若松市に、持続可能な地域社会を目指す新しいソリューション拠点、『彩会ノ蔵 Epson Living Lab. AIZU』がオープンしました。この施設は、空き蔵をサステナブルにリノベーションしており、地域の人々と共にアイデアや解決策を創出することを目的としています。
地域と共に歩むエプソンの思い
セイコーエプソン株式会社は「省・小・精」から生み出す価値を通じて、人と地球を豊かにすることを企業の目的として掲げています。この理念のもと、エプソンは2020年に会津若松市のスマートシティAiCTにオフィスを設立し、地域振興に貢献してきました。会津木綿や会津型、そして教育現場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進といった様々なプロジェクトに取り組む中、『彩会ノ蔵』は更なる活動の拠点として期待されています。
『彩会ノ蔵』の特徴と利用方法
新しい拠点としての『彩会ノ蔵』は、築100年を超える蔵が利用されており、エプソンの最新技術を駆使した商業用プリンターやプロジェクターなどが設置され、地域の方々と新たな価値を生み出すスペースへと生まれ変わりました。この場所では、起業や開業に関する相談ができるほか、店舗のシミュレーションや地域で生み出されたデジタルサービスの体験も可能です。
入館は無料となっており、地域住民が気軽に訪れることができる環境が整備されています。さらに、会津だけではなく、全国の地方社会に対しても持続可能な未来を進む開かれた共創拠点として機能することを目指しています。
リビングラボとしての役割
『彩会ノ蔵』は、リビングラボのコンセプトに基づいています。リビングラボは「Living(生活空間)」と「Lab(実験場所)」を組み合わせた言葉であり、生活者の視点を取り入れた新しい価値を創出する場です。この機能を持つ場所が地域に根ざすことで、地域のニーズに応じた革新的なアイデアの可能性が広がります。
この新たな拠点は、地域の課題解決に向けてアイデアを共に探るための場所であり、会津が持つ伝統文化や地域資源を生かした新しいビジネス、コラボレーションの場としての期待も寄せられています。エプソンの取り組みは、地域住民との共創を通じて、持続可能な社会の実現に寄与していくことが求められるでしょう。
公式ウェブサイトの紹介
この新たなリビングラボに関する詳細は、公式ウェブサイトで確認できます。地域の人々によるアイデアの発信や交流の場としての役割を果たすこの拠点に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
公式サイト
Epson Living Lab