東京23区の中古億ション
2025-08-07 14:52:26

東京23区の中古億ションが急増!その背景と地域ごとの傾向に迫る

東京23区の中古億ションについての調査



近年の東京都心部では、中古マンションの価格が急上昇しています。その中でも特に注目されているのが、中古でも1億円を超える『中古億ション』の存在です。『LIFULL HOME'S』の調査によれば、2025年の1月から6月の段階で中古億ションの割合はなんと15.5%に達し、流通する中古マンションの約7戸に1戸が億ションとなっていることが明らかになりました。

中古億ションの増加傾向



調査によると、2015年の中古マンション全体に占める億ションの割合はわずか1.0%でしたが、2020年には3.4%に増加し、2025年には15.5%にまで急成長しています。この変化は特に都心部の6つの区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区、文京区)で顕著に見られます。

中古億ション割合の高い区



LIFULL HOME'Sが発表したデータによると、2025年の中古億ション割合が最も高い区は港区(54.5%)、次いで千代田区(51.2%)、そして中央区(44.7%)がランキング上位に入りました。これらの地区では、中古マンションのほぼ半数が億ションであるという驚きの結果が出ており、特に港区と千代田区では初めて50%以上を記録しました。これに対し、都心から離れた区では購入可能な物件は非常に少なく、足立区のように掲載が全くない区もあります。

ヒートマップによる視覚化



ヒートマップを見ても、2015年には港区や千代田区を除き、中古億ションの割合は5%未満でした。しかし2020年、さらには2025年には、これらのエリアで急激に増加している様子が見て取れます。特に港区と千代田区が50%以上に達したことは、今までの市場の流れを変える大きな出来事といえるでしょう。これは、円安や資材の高騰、新築マンションの価格高騰が影響しており、結果として中古市場にも波及しています。

中古億ションへの問い合わせ状況



また、首都圏での中古億ションへの問い合わせ数が多い駅をランキング形式で示しています。1位は勝どき、2位は白金高輪、3位は広尾で、上位20駅はすべて東京都23区内の駅となっており、マンションの需要がいかに高まっているかがうかがえます。

結論



このように、元々は富裕層専用だった中古億ションですが、今や一般市民の注目を集める存在となっています。今後の不動産市場では、中古マンションの価格もますます上昇し、実需と投資が入り交じる市場が形成されていくと考えられます。これにより、都心部の様相は大きく変わるでしょう。価格の高止まりが続く中、エリアごとの需要と供給を見極める必要があります。特に都心部に集中する中古億ションは、今後も注目の市場であると言えそうです。


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会社情報

会社名
株式会社LIFULL
住所
東京都千代田区麹町1-4-4
電話番号
03-6774-1600

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