株式会社ツクルバ、新経営体制を発表
株式会社ツクルバ(東京都渋谷区、証券コード:2978)が、2025年5月7日付で新たな取締役を就任させることを発表しました。この新たな経営体制の刷新は、会社の成長をより一層加速させることを目指しています。
新たに取締役に就任したメンバー
新しく取締役に就任するのは、竹内 真氏と野村 駿太郎氏の2名です。竹内氏が持つテクノロジー分野での豊富な経験と、野村氏の不動産業界における深い知識は、環境の変化が激しい今、ツクルバの強力な武器となるでしょう。
竹内 真氏
竹内氏は、2001年に富士ソフトに入社後、数多くのエンタープライズサービスを手がけてきました。ビズリーチでの取締役CTOの経験を経て、ビジョナル株式会社の同ポジションを務め、テクノロジー企業の成長に貢献してきた実績を持っています。彼は、ツクルバにおいて新規事業創出を加速させる役割を担うことになります。
竹内氏は「中古マンションの価格上昇が進む中、ツクルバが持つリノベーションの力で市場の活性化を図りたい」と語っています。彼の視点から、技術を活用した住宅流通の革新が期待されます。
野村 駿太郎氏
一方、野村氏は慶応義塾大学卒業後、コスモスイニシアにて新築マンションのプロジェクトマネジメントを経験。さらにリテール仲介部門での豪華な実績を誇ります。2023年にツクルバに参加して以来、成長を影で支えてきました。
野村氏は「不動産市場の変化に応じた最前線での経験を活かし、顧客本位の住宅流通を実現する」と自らのビジョンを述べています。この視点は、ツクルバが求める「顧客本位な組織」の形成に向けて大切なものです。
新経営体制の背景
ツクルバは、2024年7月期に営業黒字化を達成し、今期は持続的な成長を掲げています。上半期には前年同期比で売上総利益が28%、営業利益は59%の成長を記録しました。この実績を基に、新たな取締役が加わることでさらなる成長を目指しています。
今期での収益を確保しつつ、次のステージでの新規事業への挑戦が不可欠です。竹内氏と野村氏が持つ専門的なスキルが生かされ、主力事業「cowcamo(カウカモ)」だけでなく、新たなプロジェクトの立ち上げにも寄与することでしょう。
まとめ
新しい取締役2名の加入により、ツクルバは非連続な成長への新たなステージに進もうとしています。テクノロジーと不動産の融合を通じて、顧客本位の住宅流通を構築することは、未来への羅針盤となるでしょう。それぞれの専門性を活かし、今後の展開が注目されます。