量子回路が簡単に!
2024-08-07 15:17:25

TISと産総研の共同開発!量子回路シミュレーションを誰でも実行可能に

TISと産総研が提供する新しい量子コンピュータプログラミングの世界



TIS株式会社が国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と協力し、画期的なWebサービス『Qni(キューニ)』を発表しました。このサービスは、量子回路のシミュレーションを誰でも簡単に行えるプラットフォームを提供します。従来、量子コンピュータプログラミングは専門的な知識を必要とし、高度な技術が求められるものでしたが、『Qni』の登場により、このハードルが大幅に下げられました。

量子回路シミュレーションの新しい時代



『Qni』は、TISの開発による量子回路エディタ兼シミュレータとして、Webブラウザ上で動作します。利用者はドラッグ&ドロップで直感的に量子回路を編集し、リアルタイムでその結果を確認できるため、量子ビットや量子ゲートの構造をインタラクティブに学ぶことができます。このツールは、量子コンピュータ技術の普及と理解を促進するため、無償で提供されています。

特に注目すべき点は、従来の『Qni』では最大16量子ビットまでのシミュレーションしかできませんでしたが、今回の産総研とのコラボレーションにより、最大30量子ビットまで対応可能となりました。この改良により、規模の大きい量子回路のシミュレーションが、従来はスーパーコンピュータのユーザーのみ可能だったGPUを活用した高度な計算が、一般のユーザーにとっても簡単に実行できるようになります。

サービスの利用方法と今後の展望



『Qni』を利用するには、特別なプログラミング技術は不要です。ユーザーはまずWebブラウザを開き、『Qni』にアクセスします。提供されるインターフェース上で、必要な量子回路を選び、構築していくことが可能です。これにより、世界中の学生や研究者が量子コンピュータ技術に触れやすくなり、次世代の量子エンジニアの育成が期待されます。

国際的に見ても、量子コンピュータは急速に発展している分野であり、その技術の普及は日本においても重要な課題です。TISと産総研が連携することにより、誰でも簡単に量子コンピュータプログラミングを学べる環境が整いつつあります。また、このプラットフォームの進化は、量子コンピュータの戦略的な開発において重要な一歩となるでしょう。

今後も『Qni』は機能の充実が図られていき、量子コンピュータに関する教育や研究活動の活性化に寄与することが期待されています。興味のある方はぜひ、公式サイトから詳細情報を確認し、量子コンピュータの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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