NECの「Obbligato」が世界のPLM市場での影響力を発揮
NECの製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェア「Obbligato」が、Gartnerが発表した「Market Guide for PLM Software in Discrete Manufacturing Industries」に掲載されたことが発表されました。この評価はNECが製造業界において確固たる地位を築いていることを示すものです。Gartnerのこのガイドでは、全世界のディスクリート系製造業向けPLMソフトウェア市場に特化した内容で、業界内での動向や、各ベンダーの特徴が詳しく解説されています。
Gartnerのガイドに掲載されたことでの意義
「Obbligato」は、日本のPLMベンダーとして唯一、Gartnerのガイドに採用された製品です。リリース以来、30年以上にわたって製造業のニーズに応え続けてきたこのソフトウェアは、最新のテクノロジーを取り入れながら進化を続けています。この掲載により、NECの技術力と市場での信頼性がより一層強調されることとなりました。
ものづくりの革新を支える「Obbligato」の特徴
「Obbligato」たる所以は、その設計と生産の情報連携を推進するBOM/BOPソリューションにあります。これにより、設計段階から生産までの情報が円滑に運用され、製造現場での効率化が実現されています。現在、1,000社以上のお客様に導入されており、その広がりは日本国内にとどまらず、海外でも評価を得ています。
新たなAI機能の展望
今後のバージョン「Obbligato R3.6(2025年5月リリース予定)」では、生成AIとの連携が強化され、過去の製品開発から蓄積された膨大な技術情報を基に、高精度で情報を検索し、高速に提供する機能が追加されます。この機能は、開発と設計の業務をさらに効率化し、技術伝承を円滑に進める役割を果たすことになるでしょう。
NECのDX戦略
NECは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するために、ビジネスモデル、テクノロジー、組織の3つの軸から成る戦略を打ち出しています。これに基づき、同社はカスタマイズされたコンサルティングを通じて、企業のデジタル変革を支援しています。また、製造業界における最新のテクノロジーの導入を通じて、具体的な価値創造を実現しています。
まとめ
「Obbligato」のGartnerへの掲載は、NECの取り組みを一層強化する要因となります。これにより、製造業におけるPLMソフトウェアの重要性が再認識され、今後の業界動向にも大きな影響を与えることでしょう。今後もNECは技術革新に努め、製造業の変革をリードする存在としての地位を確固たるものにしていくことでしょう。
ここでの詳しい情報は、NECの公式サイトをご覧ください: NEC公式サイト
また、関連情報として、「AI活用による設計の高度化 最前線」のレポートもぜひご参照ください。詳細は
こちら。