日本製の曲げわっぱで楽しむ自然の恵み
栽培キット「猫富士わっぱ」について
聖新陶芸株式会社は2025年8月25日に、新しい栽培キット「猫富士わっぱ」を発表しました。これは、美しい浮世絵風のデザインで富士山と猫が描かれた、愛知県で製造された曲げわっぱを使用したものです。このキットは、三つ葉や青じそ、水菜、ネギなど季節の香味野菜を育てるために必要な全てのアイテムが揃っています。全国の販売店や公式オンラインショップ「SEISHIN PLUS+」で手に入れることができます。
聖新陶芸の背景
愛知県瀬戸市に本拠を置く聖新陶芸は、長い歴史を持つ企業で、100年以上の伝統を受け継ぐ「山田曲物株式会社」と協力しています。この老舗企業は、もともと提灯の口輪作りを行っていましたが、二代目社長の代から曲げわっぱの製造を始め、現在に至ります。0.7mmの薄い国産赤松を使用し、手間をかけて美しく曲げて仕上げられたわっぱは、強度を増す「ステッチャー」という金具で留められ、見た目にも和の趣を感じさせます。
季節の薬味を育てる楽しみ
この栽培キットは、各季節に合わせたデザインが特徴です。春には「三つ葉」、夏には「しそ」、秋には「水菜」、冬には「ネギ」と、四季を感じることができ、それぞれの植物がどのように成長するのかを楽しむことができます。
春の情景 - 三つ葉
春のデザインには、「春の庭三つ葉が育って猫夢見る富士桜」という句が添えられています。富士山の美しさと猫の愛らしさを感じながら、三つ葉を育てることができます。香り高いこの植物は、和食の世界で欠かせない香味野菜として親しまれています。
夏の風 - 青じそ
夏のデザインでは、「夏の風青しそ揺れて猫富士山眺む」という句が用いられています。こちらではしそを育て、暑い夏に爽やかな香りと食感を楽しむことができます。しそは刺身や冷ややっこなど、日本の夏の料理に欠かせない食材です。
秋の味わい - 水菜
「秋染みる水菜は育み猫富士山仰ぐ」というフレーズが秋のデザインに花を添えています。水菜は、そのシャキシャキとした食感と優しい辛味が特徴で、和食にもぴったりです。秋の深まりを感じながら、猫と一緒に静かに育てる楽しみを味わってください。
冬の香り - ネギ
最後に冬のデザインには、「雪庭にネギは青々猫富士山見入る」という句が登場します。冬の富士山の静けさの中で、青々としたねぎを育てることができます。ねぎは冬の食卓に欠かせない存在で、料理に深みを与えてくれる薬味です。
まとめ
「猫富士わっぱ」は美しさだけでなく、育てる楽しさを実感できる栽培キットです。日常生活の中で、四季折々の香味野菜を育てて楽しんでみませんか?心温まる風景を眺めながら、育つ緑に癒やされることでしょう。ぜひ、聖新陶芸の公式オンラインショップやお近くの販売店で手に入れてみてください。
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