東員町、スマートフォンで健康づくりを革新
三重県の東員町では、健康的な生活を支援する新たな取り組みとして、スマートフォンアプリを活用した実証実験が本日から開始されました。このプロジェクトは、東員町の町長水谷俊郎氏、中部電力株式会社の林欣吾社長、そして合同会社ネコリコの山中泰介氏が協力して実施されています。
実証実験の内容とは?
この実証実験では、中部電力が開発した地域包括ケアシステムを支援するDXツール「eフレイルナビ」を活用し、住民向けのコミュニケーションアプリを通じて地域イベントの情報を提供します。
具体的には、これまで広報誌やポスターを利用していた予告や、個別の健康情報を郵送していたものを、本アプリで一元化することで、よりスムーズに住民へ届けられるようになります。
健康づくりポイントカード
本アプリには、町民が日々の健康的な活動をチェックインする機能や、活動に応じてポイントが貯まる「東員町健康づくりポイントカード」の機能が組み込まれています。町民は、このポイントを利用してさまざまな特典を受けられることが期待されます。
さらに、住民がアプリを通じて受け取った指示に基づいて行動すると、その結果を東員町にフィードバックできる仕組みもあります。これにより、町は住民から収集したデータをもとに、さらなるサービスの向上を図ることができます。
健康活躍のまちを目指して
東員町は「健康活躍のまち」をテーマに掲げ、高齢化が進む社会において介護予防の推進や、町民の健康意識の向上に取り組んでいます。一人ひとりが適切な支援を受けながら、自立的な生活を送れるよう、今回の実証実験を通じて町民の安心な暮らしを実現することを目指しています。
未来へ向けて
今後、中部電力とネコリコは、このアプリの有効性や運用の課題を検証し、他の自治体への展開も視野に入れています。彼らは、高齢化社会におけるさまざまな社会課題を解決することで、地域社会をより安心して暮らせる場所にしていくことを目指しています。
この実証実験が成功することで、東員町は地域の健康づくりのモデルケースとなり、全国の他の自治体への良い影響パターンとなることが期待されます。それぞれの地域が独自に健康づくりの取り組みを拡大する中で、このアプリがどのように機能していくのか注目されます。