国立科学博物館 筑波実験植物園での特別企画展「きのこ展」
国立科学博物館 筑波実験植物園にて、2025年10月18日(土)から10月26日(日)まで、特別企画展「きのこ展 ~名前にまつわるミステリー~」が開催されます。本展では、きのこの名前にまつわる様々な謎を探求し、その背後にある文化や科学的視点を紹介します。
きのこの不思議な名前
きのこの図鑑を眺めるうちに、数多くのユニークな名前に触れることができます。「サルノコシカケ」や「キツネノロウソク」など、動物に因んだ名前のついたきのこが多く存在します。このように、きのこの名前には古い地名や歴史が息づいており、地域ごとに異なる呼称があることも興味深い点です。本展では、そんな命名の背景を学ぶことができます。
展示内容
企画展では、以下の内容で四つの展示コーナーを設けます。
1.
きのこの名前にまつわるミステリー(研修展示館1階) では、日本各地の地方名や方言名、外国名、さらにはきのこの学名についても重点を置いて紹介します。ここでは名前の由来や変遷について、最新の科学的知見を基に解説を行います。
2.
きのこ美術館(研修展示館2階) では、木版画や水彩画など、多様なアート作品が楽しめます。アーティストたちによる、魅力的で幻想的なきのこをテーマにした作品が展示され、視覚的な楽しさを提供します。
3.
きのこ画コンテスト「きのコン」応募作品展示(研修展示館3階) では、入賞作品や一般応募作品が一堂に展示され、きのこ愛を感じることができるコーナーとなっています。
4.
野生きのこ・栽培きのこの展示(多目的温室) では、全国から集めたさまざまなきのこを常時50種類以上展示します。香りや手触りを楽しみながら、きのこの世界を体感できます。
幅広いイベントが開催
本展では、多彩なイベントも企画されています。園内を巡るクイズラリーや、きのこ博士による特別ツアー、親子連れで楽しめるワークショップなどがあります。特に、きのこのプラバンストラップ作りや折り絵パズルは、子どもたちに大人気のアクティビティです。イベントは期間中の土日で実施されるため、参加しやすい内容となっています。
オンラインで楽しむことも
さらに、特設のYoutube Live配信も予定されています。きのこの豆知識やクイズを通じて、来館できない方でも参加できる内容となっており、皆さんがきのこへの理解を深める素晴らしい機会となるでしょう。
訪れる価値のある特別展
この「きのこ展 ~名前にまつわるミステリー~」は、きのこの魅力と謎を直に体感できる貴重な機会です。科学やアートの視点から多角的に楽しみながら、きのこの名前の背後にある文化や歴史を探求してみてはいかがでしょうか。国立科学博物館 筑波実験植物園の企画展への訪問をお待ちしています。