レバレジーズとmederiが新たな未来を創造
2023年7月18日、
レバレジーズ株式会社(以下、レバレジーズ)は、
mederi株式会社(以下、mederi)を新たにグループ会社として迎えることを発表しました。この統合により、両社はオンライン診療領域でのさらなる成長と価値創出を目指しています。
背景と医療の構造的課題
現代日本において、医療は地域間の偏在や働き方の改革、急増する医療費といった構造的な課題に直面しています。特に、生活者にとって「医療機関へのアクセス」が大きな障壁となっており、これを解決するための手段としてオンライン診療が注目されています。オンライン診療は、迅速で手軽な医療アクセスを提供し、生活者にとっての重要な選択肢となりつつあります。
mederiの強みと顧客基盤
mederiは、オンライン診療に特化した企業であり、そのサービスは高い顧客満足度を誇ります。特に、産婦人科医を中心とした質の高い医療体制が信頼を支える大きな要因です。mederiは、ブランドの世界観を大事にしながら、一貫したユーザー体験を提供し、高い継続率を実現しています。これにより、ユーザーからは厚い支持を受け、強固な顧客基盤を築いてきました。
レバレジーズの強みとマーケティング力
一方で、レバレジーズは創業以来黒字経営を続ける健全な財務基盤を持ち、業界の専門家を内製化したオールインハウス体制を有しています。この体制により、高いマーケティング力を発揮しており、mederiの強力なブランド力と顧客基盤を活かしながら、オンライン診療のさらなる価値創出を目指します。
今後の展望とシナジー
本統合によって、両社は以下の3つのシナジーを通じて事業拡大を図ります。
1.
マーケティングシナジー:レバレジーズの豊富なリソースを活かして、mederiのブランド価値を高め、より多くの生活者に安心して選ばれるオンライン診療プラットフォームの構築を目指します。
2.
顧客基盤シナジー:mederiが築いてきた顧客基盤に、レバレジーズが展開する多様なサービスを組み合わせることで、個別性の高い包括的なヘルスケアサービスを提供する体制を整えます。
3.
オペレーションシナジー:mederiの高効率な医薬品調達・配送をレバレジーズの運営ノウハウと統合することで、経営資源の最適化を進め、成長投資を加速します。
コメントと今後の展望
mederiの代表取締役、坂梨 亜里咲氏は、このグループ化が新たなフェーズの第一歩であり、オンラインピル診療や福利厚生サービスの提供を通じて、すべての人が自分の身体を大切にできる社会の実現を目指していくと述べています。
レバレジーズのチョ ズンヒョク経営企画室室長も、mederiの専門性と自社のマーケティング力を組み合わせることで、オンライン診療市場でのプレゼンスを飛躍的に向上させ、女性のウェルビーイング向上に寄与する意向を示しています。
企業概要
mederiは、オンラインピル診療や法人向け福利厚生プラン、学生向け性教育を提供し、心と体のバランスを整えるサービスを展開している企業です。レバレジーズは、インターネットメディアの分野で独自のサービスを展開し、全員の幸福を追求し続けています。
結論
レバレジーズとmederiの統合は、オンライン診療の新たな可能性を開く一大イベントです。これからの両社の展望や取り組みに注目が集まります。オンライン診療がより多くの人々に届くことで、健康へのアクセスが向上し、必要な医療がスムーズに提供される社会の実現が期待されます。