Checkout.comがジョージア州でのMALPBチャーター取得に成功
デジタル決済プラットフォームを提供するCheckout.com(チェックアウト・ドットコム)が、米国ジョージア州の銀行・財務局からMerchant Acquirer Limited Purpose Bank(MALPB)チャーターの申請を正式に受理されたことを発表しました。この承認は、2025年10月3日(米国東部時間)に発表され、日本時間ではその翌日0時に対応します。
この取り組みは、米国法人を持つエンタープライズ企業向けの決済プラットフォームをさらに強化することを目的としています。MALPBチャーターの取得により、Checkout.comは米国のカードネットワークに直接接続し、加盟店に対する決済パフォーマンスや管理機能を向上させることが可能になります。
新拠点の開設
新たにアトランタにオフィスを設けるにあたり、ジョーダン・レイノルズがMALPB CEOおよび北米バンキング統括責任者に就任します。これにより、米国市場での次の成長フェーズを牽引する体制が整います。
米国におけるアクワイアリング事業は2021年から急成長を続け、現在では全社売上の約15%を占めています。2024年の予測では、米国取扱高が前年比80%超の成長を遂げる見込みです。また、2025年にはオンライン決済取扱高が3,000億米ドルを超えることが期待されています。
再構築する決済体験
Checkout.comは、顧客のニーズに応じた決済体験を提供するために、米国市場特有の要求にさらなる投資を行ってきました。MALPBチャーターの取得は、その延長線上にある重要なステップと位置付けられています。新しいオフィス開設は、ニューヨークやサンフランシスコに加え、アトランタでの決済・バンキングビジネスの拡大に寄与することが期待されています。
CEOのギョーム・プセは、このチャーター取得を「米国におけるコミットメントを示す決定的な瞬間」と捉えており、約10年前に英国でアクワイアリング・ライセンスを取得した際と同様、成長を強力度に加速させるきっかけとなると語っています。
ユニークなソリューションの提供
ジョーダン・レイノルズも、このチャーターは米国エンタープライズ企業に「真に差別化されたソリューション」を提供するものであり、新たなプレーヤーとして市場で注目される存在となることを強調しました。日本市場においても、チェックアウト・ドットコムの決済ソリューションがエンタープライズ企業に高付加価値を提供することを期待しています。
CheckOut.comは、145以上の通貨に対応したデジタル決済ネットワークを持ち、毎年数十億件のトランザクションを処理しています。そのテクノロジーは柔軟かつ拡張性が高く、決済成功率や処理コストの削減など、企業の収益性をさらに向上させることに寄与しています。
取引先企業
同社は、eBay、Pinterest、Klarna、GEヘルスケアなどと提携し、世界のトップ企業に信頼されるパートナーとして認知されています。
詳しい情報は
Checkout.comの日本語サイトをご覧ください。