貿易物流の未来
2020-04-23 10:04:10
LOZIとSTANDAGEが業務提携、貿易物流の未来を切り開く新サービスとは
LOZIとSTANDAGEが業務提携
2020年4月23日、スマートロジスティクス事業を展開する株式会社LOZIと、貿易総合プラットフォームサービスを提供する株式会社STANDAGEは業務提携を発表しました。この提携によって、貿易や物流の流れを大幅に効率化する新たなサービスの構築が進むことが期待されています。
LOZIの信頼性と技術
LOZIは、名古屋市に本社を置く企業で、「スマートバーコード®」という革新的な技術を提供しています。このバーコードは、QRコードの形でトレーサビリティの向上を実現しており、物流に携わるさまざまな関係者がリアルタイムで情報を共有できます。具体的には、このスマートバーコードが持つ可変性によって、利用者や端末、アクセスする場所や時間に応じて異なる情報を提供することが可能です。このようにして、製造業者から消費者までの情報フローが円滑化され、サプライチェーン全体がデジタルで可視化されるのです。これにより、物流過程で生じる情報の断絶が解消され、業務効率が飛躍的に向上します。
STANDAGEの新しいアプローチ
一方、STANDAGEは東京都港区に本社を置く企業で、独自の貿易プラットフォーム「Shake Hands Contract」(SHC)を運営しています。このプラットフォームは、貿易に関する売り手と買い手のマッチングを行い、決済やファイナンス、実務作業のサポートを提供するものです。特に注目すべきは、ブロックチェーン技術を採用することで、取引コストを大幅に削減し、迅速な決済を可能にしている点です。送金手数料を最大90%も下げ、発注から発送までの時間を最大2週間短縮することができます。こうした取り組みは、特に中小企業が海外進出する際の障壁を軽減し、新たな貿易機会をもたらすでしょう。
提携がもたらすメリット
今回の業務提携によって、LOZIのスマートバーコードとSTANDAGEのSHCがシステム連携します。この融合が実現することで、LOZIは物流面でのトレーサビリティを強化し、STANDAGEは国際的な決済や貿易実務作業の支援を行うことができるようになります。これにより、貿易と物流の効率化が一層進み、企業間の取引がスムーズに行われる未来が見えてきます。
さらなる進化の可能性
この提携は、単なるビジネスの連携にとどまらず、グローバルな貿易活動に新しい風を吹き込むことになるでしょう。特に、新興国との取引においては、これまで以上に多くの企業がアクセスしやすくなり、経済的な恩恵を受ける機会が増えると考えられています。加えて、LOZIは国内外の開発者と連携し、さらなる物流革新にも取り組んでいます。
この提携が成功すれば、未来の貿易と物流における標準モデルとして、多くの企業がこの仕組みを取り入れることになり、業界全体に良い影響を与えるでしょう。
結論
LOZIとSTANDAGEの業務提携は、貿易や物流の新時代を切り開くことが期待されています。今後の展開に注目し、貿易環境の変化を体験していきたいものです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社LOZI
- 住所
- 愛知県名古屋市中区錦2-19-1名古屋鴻池ビル11階
- 電話番号
-
052-212-8779