大阪・関西万博での徳島のモノづくりの奇跡的なW出展
大阪・関西万博が盛況裏に進行する中、特に注目を集めたのが徳島商工会議所の支援により行われたモノづくりのプロジェクトです。特に印象的なのは、一つの会場で二つの異なるブースへの同時出展を実現した点です。
モノづくりの発信拠点
この取り組みでは、福井県越前市の㈱CRENEOの協力のもと、昨年度も参加した8つの徳島の製造企業が新たに設立されたデジタルモール「MONOKATARIJAPAN」を利用し、万博の場でその魅力を発信しました。参加事業者は以下の8社です。
1. BlueKnot㈱
2. ㈲江淵鏡台店
3. 浜尾木工㈱
4. ㈲森工芸
5. ㈲阿波掛軸堂
6. NCタカシマ
7. ㈱阿波友禅工場
8. オージージャパン㈱
この中から、5社が「フェスティバル・ステーション」に、3社が「フューチャーライフヴィレッジ(TEAM EXPOパビリオン)」にそれぞれ出展しました。
魅力的なイベント内容
万博ではめったに見られない形式の同時出展が実現した理由は、両方のブースで様々な体験ができるイベントが用意されていたからです。「フェスティバル・ステーション」では、来場者が製品に直接触れ、作り手から説明を受けられる機会があり、さらには書家や絵師によるライブパフォーマンスも行われ、現場の熱気を感じることができました。
特に関心を集めたのが、来場者に製品の製造過程をよりリアルに体験させるためのXR体験でした。「まるで自分が製造現場にいるようだ」との声が多く寄せられ、来場者の心に深く響いたことが伺えます。
熱気あふれる会場
この出展が行われたのは、万博の閉幕が近づく中で連日20万人以上の訪問者が集まるピーク時でした。国内外から訪れた多くの人々が「徳島のモノづくり」に触れ、新しい価値観を得たことでしょう。来場者からは「作り手の技術に感動した」や「この商品はどこで購入できるのか?」といった声が多く寄せられ、事業者たちにとっても新たなビジネスチャンスにつながったのではないでしょうか。
このように、徳島商工会議所とCRENEOの連携は、ただ単に製品を展示するだけでなく、徳島の企業の魅力を世界に発信するための素晴らしい機会となりました。
未来に向けて
今回の万博出展を足掛かりに、徳島商工会議所は引き続きデジタルモールを活用し、地域のモノづくりの認知度を高めるための取り組みを進めていく計画です。デジタルモールとは、リアルな店舗や工場のウォークスルー動画と連動したECサイトで、興味のある商品をすぐに購入できる便利なサービスです。
「現地に行かなくても、工場の内部をリアルに体験できる」という便利さが、このサービスの大きな魅力です。よって、モノづくり企業の魅力を多くの人々に届けることが可能になっています。
まとめ
「徳島のモノづくり」は、今回の万博を通じて、国内外の多くの人に感動を与える結果となりました。今後も、その独自の技術や製品がどのように発展していくのか、多くの注目が寄せられることでしょう。徳島の企業がさらなる成長を遂げるために、今後も様々な挑戦をし続けてほしいと願います。