日本ポリプロ、全工場でISCC PLUS認証取得を達成
日本ポリプロ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:飯島 要)は、鹿島工場、五井工場、水島工場において、国際的な持続可能性認証制度であるISCC PLUS認証を全ての工場で取得したことを発表しました。ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)は、リサイクル原料やバイオマス原料が適切に管理されていることを証明するための基準であり、企業の環境への取り組みを評価します。
今回の認証取得により、日本ポリプロは、持続可能な製品の供給体制を一層強化しました。各工場で生産されているポリプロピレン(PP)製品は、マスバランス方式を活用した認証製品として提供できるようになりました。これにより、企業はリサイクル原料やバイオマス原料を使用した製品づくりへと進化を遂げ、環境負荷の低減に寄与することが期待されています。
ISCC PLUS認証の詳細
ISCC PLUS認証は、製造から流通までのサプライチェーンにおいてリサイクルやバイオマス原料が適切に管理されていることを保証するものです。鹿島工場ではPPのBio/Bio-circular/Circular素材にて2025年10月23日までの認証期間が設定されています。五井工場と水島工場も同様にPPのカテゴリーで認証を受けており、それぞれの有効期限は2026年の2月23日と3月12日となっています。
このように、全工場での認証を完了させたことは、日本ポリプロにとって重要なマイルストーンです。これにより、顧客に対し、サステナブルな製品を提供することができる体制が整ったことになります。
マスバランス方式のPP製品
今後、特に注目されるのが、1月に新たに立ち上げられたNOVAORBIS™(ノバオルビス™)シリーズです。環境負荷を低減するための原料を使用し、カーボンニュートラルや循環型経済に貢献する製品群となっています。以下は主な製品です:
- - NOVAORBIS™-CR:ケミカルリサイクルPP(2025年導入予定)
- - NOVAORBIS™-BP:バイオPP(2025年導入予定)
- - NOVAORBIS™-CU:カーボンリサイクルPP(三菱ケミカル社との事業化構想中)
なお、NOVAORBIS™-MR(マテリアルリサイクルPP)については、マスバランス方式ではなく、セグリゲーション方式での提供となりますので、注意が必要です。
お問い合わせ先
日本ポリプロでは、NOVAORBIS™の取り組みや各ソリューションの詳細についての問い合わせを受け付けています。興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイト(
NOVAORBIS™の詳細)から問い合わせてみてください。また、各製品に関する疑問等がある方は、
こちらからご連絡いただければと思います。
持続可能性が求められる現代において、日本ポリプロの取り組みは一つの指針となることでしょう。今後の進展に注目です。