PBV支援報告会
2021-08-25 10:00:06

8月31日に開催されるPBV緊急支援オンライン報告会の詳細

2021年夏、日本は記録的な大雨による災害に見舞われました。特に注目を集めたのが、7月に静岡県熱海市で発生した土石流です。この災害は、多くの家屋に壊滅的な被害をもたらし、131軒もの住宅が影響を受けました。新型コロナウイルスの影響により、避難所では感染予防が課題となっていた中、ピースボート災害支援センター(PBV)は、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)の一員として、迅速に支援を開始しました。指定避難所となったホテルでは、行政機関や社会福祉協議会と協力し、避難生活を支えるための調整活動を行い、避難所からの移行を円滑にするための課題解決にも取り組んでいます。

8月に入り、さらに大雨が襲いました。この時、気象庁は九州を中心とした地域に大雨特別警報を出しました。特に佐賀県大町町では、2年前の豪雨被害からの復興に尽力していた地域が、再び浸水被害に直面しました。このため、PBVは佐賀県にも支援の手を差し伸べ、以前の経験を活かして迅速な対応が迫られました。新たに浸水被害を受けた住民も多く、その心情は深い徒労感に包まれていますが、PBVは地元の行政と連携し、支援体制の強化に努めているのです。

新型コロナウイルスが蔓延する中、PBVは2020年7月の豪雨で被害を受けた熊本県での経験を活かし、感染拡大防止の中でも避難所運営や災害ボランティアセンター運営の支援を行っています。こうした活動の中で直面するのは、感染症対策と被災者支援という二重の難題です 。

そんな中、8月31日に開催される緊急オンライン報告会では、PBVが行っている状況を報告します。内容は、7月に発生した熱海市の土砂災害および8月の佐賀県大町町での支援の最新情報を中心に進められます。報告会ではPBVの理事である上島安裕が司会を務め、現地コーディネーターの辛嶋友香里が具体的な支援内容を報告します。
この報告会は事前予約制で、一般参加者は500円の参加費が必要ですが、PBVサポート会員は無料で参加できます。参加費は全て活動資金として活用されます。定員は100名ですが、事前に申し込むことで参加可能です。参加者は、報告会を通じて被災地の現状を知る貴重な機会を得ることができます。

詳細および申し込み方法は、PBVの公式ウェブページにてご確認ください。この機会にぜひご参加いただき、現地の声を直接感じてみてはいかがでしょうか。

PBVは、東日本大震災を契機に設立され、以来多様な社会的な支援活動を続けています。国内外での活動を通じ、多くのボランティアの協力を得て、被災地の支援や防災・減災に貢献しています。こうした活動は、今後も続いていくことでしょう。

会社情報

会社名
一般社団法人ピースボート災害支援センター
住所
東京都新宿区高田馬場3-13-1-2F-A
電話番号
03-3363-7967

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