九州電力、西鉄、TOPPANの共同プロジェクト
2024年6月に設立された「シンケツゴー!フクオカ」は、九州電力、西日本鉄道(西鉄)、TOPPANの3社が協力し、オープンイノベーションを推進するためのコンソーシアムです。この取り組みは、地域の課題を解決し、スタートアップ企業との連携を図ることを目的としています。2025年1月22日に開催された成果報告会では、昨年の活動成果を報告し、多くの注目を集めました。
【成果報告会の概要】
- - 日時: 2025年1月22日(水) 13:00~15:30
- - 場所: esports Challenger’s Park(福岡県福岡市)
- - 内容: 各社のPoC(概念実証)案件の報告、オープンイノベーションに関する共同セッション
この報告会は、約100名の関係者や投資家が参加し、スタートアップ企業の優れたビジネスアイデアが次々とピッチされました。それぞれの企業から具体的な案件の実施報告がなされ、新たな技術やアイデアについても深い議論が交わされました。
【各社のオープンイノベーションプログラム】
九州電力の「ひらめきと共創」
九州電力は、スタートアップ企業や他の事業会社と連携し、リソースを組み合わせて事業課題を解決し、新たなビジネスの創出に取り組んでいます。今年度選出された案件は以下の4件です。
西鉄の「Join up with Nishitetsu」
西鉄は、各事業部門の課題解決に向けたアイデアを広く募集しています。特に「紙ベース業務のDX化」や「人財不足解消」など、具体的なテーマに対し5社との共同検討を進めています。
TOPPANの「co-necto」
TOPPANは、九州地区の社会課題解決に向け、多くのスタートアップとの実証実験に取り組んでおり、地域のニーズに応じたソリューションを模索しています。
【成果報告会の様子】
会場では様々なビジネスアイデアが紹介され、新規事業関係者や投資家から大きな関心を集めました。ピッチの中には株式会社アジラや安斉管鉄、グリーンズグリーン九州などの新しい技術が織り込まれており、参加者は熱心に聞き入っていました。
続いて、3社によるトークセッションも行われ、今後の展開について熱い議論が繰り広げられました。
【今後の展望】
今後、選ばれたビジネスアイデアのPoCへの挑戦を続け、構築したネットワークを生かして福岡・九州地域のオープンイノベーションを推進していく計画です。「シンケツゴー!フクオカ」の活動は、企業の垣根を超えた情報やリソースの共有を進めており、地域のスタートアップエコシステムの活性化に寄与することが期待されています。詳細な情報は公式サイト
こちらからもご覧いただけます。