M&Aで廃業防止
2020-04-01 10:10:10
中小企業の廃業を防ぐM&Aの新たな展開と必要性について
近年、中小企業の後継者問題が深刻化しています。中小企業庁が発表したデータによれば、10年後には245万人の経営者が70歳を超え、127万人が後継者を持たない状況が予測されています。このまま手をこまねいていると、2025年には中小企業の廃業が急増し、650万人の雇用と22兆円のGDPが失われる恐れがあります。これらの企業が黒字廃業を余儀なくされるのは、長年にわたり育て上げた会社にとって非常にもったいないことです。
進行中の問題に対処するため、M&Aの活用が注目されています。M&Aは単に会社を売却する手段ではなく、事業の一部だけを売る場合や、大手企業との資本提携、さらには傘下に入る手段としても機能します。経営が困難な企業の事業再生にも利用できるため、その選択肢は非常に幅広いのです。
しかし、M&Aに対しては依然として誤解があります。「自分の会社には関係ない」と思い込んでいる経営者が多く、一部には「自社は売れない」と考える方も少なくありません。実際、廃業を選ぶことになったそんな会社こそ、経営が健全である場合がほとんどです。なぜなら、廃業するには全ての債務を完済することが求められるため、それを実行できる資金力があると評価されるからです。
このような企業には、廃業を強いるのではなく、ぜひとも継続してほしいと願っています。その手段としてM&Aがあることを多くのオーナーに知ってもらうため、我々は自社運営のメディア「M&A INFO」を通じて情報を発信しています。このプラットフォームでは、知識の提供に加えて、実際にM&Aを行った経営者やM&A仲介業者へのインタビューを実施し、リアルな情報を広めています。
エワルエージェントの代表取締役である八木チエ氏は、宅地建物取引士及び2級ファイナンシャルプランナーでありあらゆる経験を経て、2018年に株式会社エワルエージェントを立ち上げました。彼女のビジョンは、企業が適切な情報をもとに意思決定を行い、事業継続の道を選べるように支援することです。
中小企業の持つ価値を大切にし、M&Aを活用した事業承継の選択肢を広げることで、多くの企業が未来に向けて継続的な成長を遂げられるよう、今後も継続的な取り組みが求められます。皆さんも、ぜひM&Aの可能性について考えてみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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株式会社エワルエージェント
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前3-17-11
- 電話番号
-
03-4405-2427