CMVのOPIM報告書
2025-09-29 11:55:40

キャピタルメディカ・ベンチャーズがOPIMの開示報告書を公表し透明性向上へ

キャピタルメディカ・ベンチャーズのOPIM開示報告書



キャピタルメディカ・ベンチャーズ(CMV)は、2024年の第2回OPIM(国際的なインパクト・マネジメント運用原則)開示報告書を公表しました。CMVは、ウェルネスやヘルスケア領域でインパクト投資を進めるベンチャーキャピタルとして、積極的な社会貢献を目指しています。

2023年7月にOPIMに署名したCMVは、社会的なインパクトと経済的なリターンを同時に実現するフレームワークの構築に取り組んできました。今回の開示報告書では、各原則に基づいて実施した活動を整理し、外部評価機関のBlueMark社による独立した検証を受けた上で得られた意見や提言をもとに、運用方針の改善を図ったことが記されています。

特に、社会課題を構造化し、ステークホルダーに与える影響やKPI(重要業績評価指標)の設計精度の向上に注力しています。この取り組みにより、より多くの事業者と協力し社会問題に取り組む道を開くことが期待されます。また、環境や社会、ガバナンス(ESG)に関連するリスクのチェックリストが投資審査プロセスに追加され、全社に浸透させるESGポリシーも策定しました。このことにより、責任を持ったガバナンスを強化し、持続可能な投資への道筋を作っています。

さらに、過去のレスポンシブルイグジットの事例を踏まえ、イグジットポリシーの整備も進行中です。この政策により、投資後もインパクトが引き継がれることを保証し、関与する全ての人々が持続可能な成長を実感できるよう努めています。

CMVの代表取締役社長、青木武士氏は、「BlueMarkの検証を受けて、私たちの活動をより明確にし、共有できる形にすることの重要性を再認識しました。インパクト・マネジメントは単なる手順を定義することではなく、持続的に問い直し続けるプロセスである」と述べています。この言葉には、CMVが成長し続け、真のインパクトを追求する姿勢が表れています。

今後もCMVは、インパクト投資の透明性を高め、社会課題の解決を図りながら資本効率を追求するエコシステムの構築に貢献することを目指します。これにより、投資先企業だけでなく、広く社会全体に対するポジティブなアプローチを推進していく考えです。

OPIMの概要と重要性


OPIMは、国際金融公社(IFC)が2019年に策定したもので、インパクト投資に関わる9つの原則を定めています。これらは、インパクトの測定と管理のためのガイドラインとして広く認識され、現在では186を超える機関がこれに署名しています。これは、持続可能な投資が世界各国で重要視される中で、資本の流れを調整する鍵となるものです。

CMVは、これらの原則を遵守することで、他のインパクト投資家との信頼関係を深め、より良い社会づくりに貢献していく予定です。今回の開示報告書を機に、さらなる透明性と責任を持った運営を行うことが、未来のインパクトマネジメントにおける成功の鍵となるでしょう。

このような取り組みが広がることで、CMVが目指す社会課題の解決と持続可能な投資への道が、より一層明確になっていくことが期待されています。


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会社名
株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ
住所
東京都千代田区霞が関霞が関ビル19階
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