U-Factor社の新提携
2024-11-28 09:22:04

U-Factor社とアイロムグループの提携で創薬の新たな可能性が広がる

U-Factor社とアイロムグループの包括委受託契約について



創薬の分野で新たな展開を見せる株式会社U-Factorは、2024年11月に株式会社アイロムグループとの間で包括委受託契約を締結しました。この提携により、U-Factor社は同社の独自開発であるU-Factor®液を製剤化するための重要なマイルストーンを迎えます。

提携の背景


U-Factor社が提携をするアイロムグループ社は、患者の生活向上を目指す医薬品の臨床開発を支援する会社です。U-Factor社は、名古屋大学大学院医学系研究科の上田実名誉教授の研究を基に、幹細胞から産生されるサイトカインを含む培養上清液「U-Factor®液」を2020年から開発してきました。この成果をもとに、国立研究開発法人産業技術総合研究所や慶應義塾大学医学部などと共同研究を重ね、製剤化に向けた新たなステージに進むため、今回の契約が結ばれました。

共同研究について


これまでの研究活動では、複数の外部研究機関と協力し、U-Factor®液の医療現場への応用可能性を探求してきました。これにより、創薬プロセスの進展が期待されています。詳細な共同研究先は、こちらで確認できます。

提携内容


今回の提携を通じて、アイロムグループ社の豊富な知見を活用し、U-Factor社はセルバンク化をはじめとする大量生産体制の構築を進める予定です。これにより、非臨床試験および第一相試験の実施も視野に入れ、医薬品開発のスピードを高めていく考えです。

U-Factor®液は、特にALS(筋萎縮性側索硬化症)などの難治性疾患に対して、高い治療効果が期待されています。新たな提携により、世界中の未解決の医療ニーズに応える重要な一歩とされており、多くの患者に希望をもたらすことでしょう。

コメントおよび展望


U-Factor社の代表取締役社長、井島英博氏は、「今回の提携により、U-Factor®液の創薬化に向けて重要な進展を遂げました。この幹細胞上清液は、現在も進化を続けており、特に難病患者へ迅速に安全で革新的な治療薬を届けることを目指しています」と期待を寄せています。

U-Factor®液の特性


U-Factor®液は、幹細胞を培養する過程で得た上澄み液を精製したもので、高純度の培養上清液です。上田名誉教授をはじめとする研究者たちによって、その有効性が明らかにされています。特徴的な点は、細胞から分泌されるサイトカインが豊富に含まれていることで、医療における多様なアプリケーションが見込まれています。

まとめ


U-Factor社とアイロムグループ社の提携は、創薬の革命的な進展に向けた強力な一手となるでしょう。難治性疾患に対する新たな治療法の開発が進めば、患者にとって福音となる可能性が高まります。未来の医療に期待が寄せられる中、両社のさらなる活躍が楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社U-Factor
住所
東京都千代田区六番町7-11 エスカリエ六番町 1階
電話番号
03-5357-1580

トピックス(科学)

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