O-PLUXに見る不正取引
2014-05-12 10:00:03

不正取引のリスクを数値化する「O-PLUX」の分析結果公開

不正取引の実態と「O-PLUX」分析レポート



かっこ株式会社が提供する不正検知システム「O-PLUX」が注目されています。2013年下期のネット通販における不正取引や未回収リスクの分析結果が発表され、その内容は多くの事業者にとって重要な指針となっています。

この期間の取引に関する調査では、不正や代金未回収の疑いがある案件が約10%に達しました。中でも、67%が「O-PLUX」によって検知された事例で、お届け先情報の不備や過去の未回収と関連する取引が特に目立っているとのことです。これにより、経営者にとってのリスクをさまざまな角度から把握することが可能になります。

支払期限超過者のリピーターに見る未回収リスク



特に興味深いのは、後払い決済を利用するリピーターの中で、支払期限を超過した経験を持つユーザーは、未回収のリスクが3.3倍に跳ね上がるという分析結果です。これは企業にとって、取引先の過去の支払い履歴をしっかり確認する重要性を示しています。

様々な不正手口



調査からは、虚偽の住所や連絡がつかない場所への発送が増えていることも明らかとなりました。具体的には、番地や部屋番号がない住所、あるいは郵便番号と市区町村が異なる情報からの注文が散見され、自宅以外の受取先が指定されているケースも多いです。これらはいずれも不正リスクを高める要因となります。

特に、金額が10,000円を超える商品がマンスリーマンションを受取先としている場合には、不正取引の確率が上昇するため、より細心の注意が必要です。

「SMARTPHONE & MOBILE EXPO」での情報発信



このような貴重な分析結果は、2014年5月14日から16日に東京ビッグサイトで開催される「スマートフォン&モバイル EXPO」で展示されます。かっこ株式会社のブースに訪問された方には、詳細なデータを無料で配布する予定です。

O-PLUXの機能と企業へのメリット



O-PLUXは、企業から提供された取引データを基に、リアルタイムで解析を行います。個人情報保護に配慮した設計ながら、過去の不正な取引手口や未回収の傾向を識別し、企業の審査コストを削減します。これにより、未回収のリスクを軽減しつつも、業務の効率化が図れるのです。

また、業界別の平均指標やサービス導入後の審査精度向上のデータをグラフィカルに視覚化することで、企業は問題点を一目で把握しやすくなります。競争が激しいネット通販の世界では、こうした不正取引対策が求められています。

今後もO-PLUXの進化に期待が寄せられ、その活用方法には多くの可能性が秘められています。情報の透明性と安全性を向上させるためにも、EC業界ではこの分析結果を真摯に受け止め、具体的な対策を講じていく必要があります。

会社情報

会社名
かっこ株式会社
住所
東京都港区元赤坂1-5-31新井ビル4F
電話番号
03-6447-4534

トピックス(経済)

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