地域の未来を共に描く「地域みらい大学2017」
2014年に始まった「地域みらい大学」は、全国各地の自治体と連携して課題解決に向けたプログラムを展開してきました。高知県の佐川町や岐阜県の御嵩町など、各地区が抱える問題に対し、住民と行政が力を合わせて取り組む姿勢が評価されています。
地域みらい大学2017の募集が開始され、この取り組みの新たなステージがスタートします。本プログラムは、地域住民が中心となり、未来に向けたビジョンを描くことを目的としています。さらに、住民同士のつながりを強化し、地域コミュニティの活性化を図ることで、未来の担い手を育てることを目指しています。
プログラムでは以下の三つのポイントが重視されます:
1.
VISION(未来像) - 住民の協力を得ながら、地域が目指す未来を洞察するセッションを通じて描きます。
2.
CREATIVITY(創造的アクション) - ビジョン実現のために、現状を打破する創造的なワークショップを開催し、住民起点のアクションづくりを進めます。
3.
COMMUNITY(地域コミュニティ) - ビジョンとアクションのプロセスを通じて、住民の関与を深め、互いのつながりを育成します。
プログラム参加の自治体は、地域の課題に対する意識を持ち、住民、行政職員、事業者の協働によって解決策を見出していくことが求められます。例えば、過去の事例では、北海道札幌市がまちづくり人材を育成し、群馬県前橋市が結婚・出産・育児に関する課題を解決する活動を行いました。
地域みらい大学では、これらの取り組みを通じて、地域の特性に応じたプロジェクトを展開していきます。具体的には、総合計画や観光、農業、交通、医療に関する様々なテーマを持った課題を対象にし、それぞれの地域に適した解決策を共に考えていきます。
また、参加者として地域の自治体職員や地域活性化に取り組む市民、さらにはソーシャル事業開発に従事する企業の社員を想定しています。これにより多様な視点を持つ人材が集まり、それぞれの持ち味や知識を持ち寄って新たな価値創造が生まれることでしょう。
地域みらい大学のプログラムは、地方自治体が特定の地域で開催できるもので、基盤となるのは地域の特性です。募集においては、地域課題を解決したいと考える自治体を優先し、地域住民や関係者が自発的に参加できるエコシステムを満たす内容を検討していきます。
この機会にぜひ、地域みらい大学の参加を検討してみてはいかがでしょうか。未来に向けた一歩をともに踏み出すために、地域の力を結集する素晴らしいチャンスです。詳細情報や応募については、リンクから募集要項をご確認ください。
地域みらい大学2017 募集要項
また、具体的な質問やお問い合わせについては、特定非営利活動法人イシュープラスデザインまでご連絡ください。地域が一丸となって未来を切り拓くための舞台が整っています。