パナソニックグループがSBTiからネットゼロ目標を認定
パナソニックホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)は、国際機関SBTi(Science Based Target initiative)から「ネットゼロ目標」の認定を受けました。この認定は、同社が2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量を劇的に削減する目標を掲げたことを示しています。
SBTiとは何か?
SBTiは、気候変動の影響を軽減するために企業が科学的に根拠のあるGHG削減目標を設定するよう促進する団体です。彼らの目標は、産業革命前に比べて地球の平均気温の上昇を1.5℃以内に抑えること。これを達成するため、短期(2030年)目標としての「1.5℃目標」と、長期(2050年)目標としての「ネットゼロ目標」が定められています。
パナソニックHDの目標
パナソニックHDはすでに2023年5月に「1.5℃目標」の認定を取得済みです。加えて、2024年10月にはネットゼロ目標について具体的な行動計画をSBTiに提出し、その可能性が評価され、認定を受けました。この目標は2019年度を基準年としており、バリューチェーン全体のGHG排出量を2050年度までに最低90%削減し、残りの10%は自社の研究開発による炭素吸収・除去で中和することを約束しています。
認定の意義
SBTiからの認定は、パナソニックHDが適切なGHG削減目標を設定していることを証明するものです。これにより、顧客や投資家、取引先、地域社会などのステークホルダーからの信頼を向上させることが期待されます。現在、世界では1,138社がネットゼロ目標の認定を受けており、その中には日本企業も含まれています。
環境への貢献
今後もパナソニックHDは、自社のバリューチェーンにおける排出量をネットゼロにすることを目指し、社会全体へのGHG削減への貢献にも取り組んでいく方針です。脱炭素社会の実現に向けて、持続可能な取り組みが求められる現代において、同社の志はより一層重要になってきます。
関連情報
詳細な情報やプレスリリースは、
こちらをご覧ください。また、パナソニックの持続可能性に関する取り組みについては、
Panasonic GREEN IMPACTをご参照ください。