飲食業界の強い味方、レシピ管理アプリ『レシプロ』がついに登場
2024年2月13日、飲食店向けの新しいwebアプリ『レシプロ』がリリースされることが発表されました。このアプリは、レシピ管理や原価計算を簡単に行うことができる画期的なツールです。現代の飲食業界において、業務の効率化が求められている中で、このアプリは従業員の負担を大幅に軽減し、利益体質の店舗運営に貢献することが期待されています。
飲食業界のニーズを捉えた機能
『レシプロ』は、飲食店の運営において核心となる「レシピ=知的財産」をより直感的に管理できる機能を備えています。飲食店スタッフの多くは接客や調理に忙しく、パソコンでの技術習得に時間を奪われています。結果として、レシピが手書きのまま放置されたり、古い原価データが使われ続けているという現実があります。『レシプロ』は、こうした課題を解決するために作られました。
このアプリを使用することで、レシピのデータを簡単に登録、管理できるだけでなく、リアルタイムでの原価計算にも対応しています。特に、飲食店業務の最前線で働くスタッフが、タッチ操作で調理や管理を行えるインターフェースが魅力です。これにより、スタッフは本業に集中でき、効率的に作業を進めることができます。
原価管理と情報共有の革新
『レシプロ』の最大の特徴は、インフォマートの「BtoBプラットフォーム 受発注」との連動によって、原価率の自動計算が可能である点です。これにより、スタッフは調理をしながら直接材料を選び、分量を入力することで簡単にレシピを更新できます。また、食材の価格変動に応じてアラートが表示され、必要に応じて材料の変更ができるため、原価を安定させることができます。
さらに、調理工程の登録機能も備えており、タブレットを使って調理しながら写真を撮影し、それをレシピに添付することで、他のスタッフも簡単に確認できるようになります。このように、『レシプロ』では過去のレシピやデータが蓄積され、異なるシーンでの応用が可能です。
経済産業省からの支援で導入が容易に
『レシプロ』を運営する株式会社レフコアは、経済産業省が推進するIT導入補助金制度に認定されました。この制度は、中小企業や小規模事業者が生産性向上に寄与するITツールを導入する際に最大100万円の補助を受けられるものです。これにより、新しく『レシプロ』を導入する店舗には、導入のハードルが大きく下がることから、利用が促進されることが期待されています。
効果的な導入事例
試験導入店舗の一例では、原価率が35%を設定していたにも関わらず、実際には38%から40%にまで膨れ上がっていました。しかし、『レシプロ』を通じてレシピを登録し、原価の見直しを図ることで、従来の水準へと戻すことに成功しました。この店舗では、約130万から150万円の毎月の仕入れに対し、1~3%の原価率を改善し、利益の損失を防ぐという成果を上げました。
今後の展望
『レシプロ』は今後、飲食業界の効率化を進め、日本の飲食店がより利益を上げられるようにサポートしていくことを目指しています。このアプリケーションは、飲食店のコアであるレシピ管理を手軽に行うだけでなく、他にもさまざまな活用方法が見込まれています。
アプリ名:『レシプロ』 | 料金:月額12,000円(税別、初めの2ヶ月間は無料) | 利用方法:公式サイトから申し込み可能 | ホームページ:
レシプロ公式サイト
会社概要
株式会社レフコア
所在地:東京都目黒区中央町2-37-3 2F
代表:木月浩平
事業内容:飲食店向けレシピ管理サービスの開発・販売