新刊「第2期マザー・テラサワ講義録2巻」について
2026年1月2日、出版社TRASHBOOKSから新たに「第2期マザー・テラサワ講義録2巻-藤田省三『天皇制国家の支配原理』」が誕生します。本書は、戦後日本の社会構造や天皇制の本質を鋭く考察する藤田省三の優れた論考を解説する講義録です。著者マザー・テラサワは「哲学芸人」として活動し、独自の視点から哲学や思想の古典に迫り続けています。
本書の特色
本書の内容は、藤田省三が1960年代に発表した『天皇制国家の支配原理』に基づいており、天皇制が日本の権力構造と国民の精神にどのように影響を与えているかを明らかにします。さらに、新型コロナウイルスの影響で注目された東京五輪を巡る宮内庁長官の「拝察」発言を通じて、今もなお藤田が言及した支配原理が現れる状況を指摘しています。
本書は、藤田の主要な論考を元にした講義の形で展開され、1冊の中に多くの示唆と発見が詰め込まれています。例えば、「象徴」としての天皇の役割や、戦後の教育制度を通じて形成される「家」の価値、さらには「権威」と「権力」の違いについても探求されています。
目次のハイライト
- - 憲法が規定する「象徴」としての天皇とは
- - コロナ禍の東京五輪をめぐる宮内庁長官の「拝察」発言
- - 「権威」はあっても「権力」はない
- - 「情」を基軸とする国家運営
- - 教育勅語が醸成する「家」の一体感
- - 天皇制ファシズムと主体なき個人
- - 矛盾は常に内在している
本書は150ページの構成で、PDF版とKindle版が用意されています。税込価格は880円で、一般発売は2026年1月2日です。
マザー・テラサワの活動
「マザー・テラサワ講義録」は、東京都内のお笑いライブで行われる哲学や思想に関する読書会の記録であり、10年以上の歴史を持つ重要な資料です。マザー・テラサワ自身は、哲学をエンターテイメントとして広めるだけでなく、社会問題にも深く切り込み、参加者と共に思索を深めています。彼の活動は、単なる芸人という枠を超え、多くの人に知的刺激を与えています。
知的討論の場
定期的に開催される読書会は、年間20回以上行われ、参加者との対話を通じて新たな知見を得る場となっています。マザー・テラサワはこの活動を通して、哲学や思想の再発見を促しています。
結論
「第2期マザー・テラサワ講義録2巻」は、天皇制というテーマに対する新たな視座を提供します。出版日まで待ちきれない方々は、AmazonやTRASHBOOKSの公式サイトでの予約購入をお勧めします。本書を手に取ることで、過去の日本社会における天皇制の役割を再考し、現代の社会におけるその影響を見つめ直すきっかけになることでしょう。
関心のある方々はぜひご一読ください。