川崎市のFUTATABIがCHArのプログラムに加盟し地域活性化に取り組む

FUTATABIの新たな取り組み

神奈川県川崎市の株式会社FUTATABIが、特定非営利活動法人CHArが運営する「パートナーズ」に加盟したことが発表されました。これにより、FUTATABIは全国的なまちづくりや遊休不動産の活用に関する知見を有するCHArと連携し、地域密着型の不動産運営を強化することを目指します。

FUTATABI代表の島尻優希氏は、大学を卒業後10年間不動産業界で働き、独立してFUTATABIを設立しました。彼は単なる取引に留まらず、長期的な関係を築くことの重要性を説いており、顧客のニーズに寄り添った提案を通じて信頼を得ることを大切にしています。

「まちなかデベロッパー」とは

「まちなかデベロッパー」という考え方は、地域に密着しながら、人々の生活を豊かにする不動産業者を指します。これは、CHArが2023年から掲げている理念であり、地域全体の発展に寄与することを目指しています。FUTATABIはこの理念に共感し、CHArとの協力を始めました。

CHArの「パートナーズ」プログラムでは、地域密着型の不動産会社同士が共に学び、成長する機会が提供されます。このプログラムでは、定期的なミーティング、自社の特性に応じたセミナー、地域イベントの企画運営などが含まれており、まちなかデベロッパーの理念を具体的に実践する手段を提供します。

今後の展望と地域への影響

FUTATABIとCHArの提携により、地域の価値向上を目指す新たなプロジェクトが展開されることでしょう。島尻氏は、CHArとの共働きによって、今後のプロジェクトで有益となる知見や事例を得られることに期待を寄せています。

特に、相続対策や空き家の問題といった個別の課題にとどまらず、地域全体や生活環境に良好な影響をもたらす活動が想定されます。

また、CHArの理事であるあらいきよてる氏は、パートナーズを通じて地域社会や不動産業界全体に「まちなかデベロッパー」の理念を広める重要性を強調しています。FUTATABIがこのプログラムに参加することで、《地域との深い関係性が構築される》と期待され、この理念がさらに普及していくことに寄与するでしょう。