マイクロンが業界初のPCIe Gen6データセンターSSDを発表
マイクロン、新たな性能を実現したデータセンターSSDを発表
2024年8月5日、カリフォルニア州サンタクララから届いたニュースは、メモリとストレージ業界に大きな波紋を呼ぶものでした。マイクロンテクノロジー(Micron Technology, Inc.)が、エコシステム支援を目的とする業界で初めてのPCIe Gen6データセンターSSDを開発したとの発表がありました。この技術革新は、急速に増加するAI関連の需要に応えるための新たなソリューションとなることが期待されています。
データの中心に位置するAI
AIは今日、様々な産業においてデータ処理の中心としての役割を担っています。この状況において、マイクロンのコンピューティング・ネットワークビジネスユニットのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるラジ・ナラシンハンは、企業向けの基調講演において「データはAIの中心: マイクロンのメモリとストレージがAI革命を推進」というテーマで、AIが求めるニーズとそれに対するマイクロンの取り組みを紹介します。基調講演は8月7日午前11時(米国太平洋標準時)に行われる予定です。
場面を想像してみてください。業界の専門家や技術者たちが一堂に会し、最新のストレージ技術がいかにAIシステムアーキテクチャに影響を与えるか、その核心的な議論が繰り広げられます。AIシステムはますます多くのデータセットを管理する必要があり、それには確実により高速で効率的なストレージソリューションが求められています。
PCIe Gen6 SSDの実力
今回発表されたPCIe Gen6データセンターSSDは、シーケンシャルリード帯域幅が26GB/sを超えることを実現しており、これによってデータ処理の迅速化が期待されています。また、マイクロンはこの新技術を通じて、PCIe Gen6のエコシステムをバックアップし、さらなる技術革新を促進する方針です。
この新しいSSDは、マイクロンが最近発表した世界最速のデータセンターSSD「Micron 9550」を基にしており、AIストレージ市場でのリーダーシップを強化する役割を果たします。データセンター業界において、マイクロンの技術がもたらす変化は計り知れず、企業は今後のデータ活用において大きな恩恵を受けるでしょう。
FMS 2024での技術紹介
FMS(Future of Memory and Storage)2024において、マイクロンはエコシステムを支えるPCIe Gen6 SSDの初披露を行います。8月6日から8日まで、サンタクララコンベンションセンターでは、インタラクティブなタッチスクリーンキオスクや実物の展示を通じて、AIを駆使した様々なソリューションが紹介されます。特に注目される製品としては、最高性能を誇るメインメモリ「MRDIMM」、世界最速の「Micron 9550 NVMe SSD」、ユーザーエクスペリエンスを最上級に引き上げる「Micron 2650 NVMe SSD」などがあります。
また、関連セッションも多く予定されており、「メモリ代替としてのストレージ利用の解析」や「データセンターでの電力効率の定量化」など、技術的な側面からもマイクロンのリーダーシップが発揮されることでしょう。
マイクロンの未来
マイクロンは、顧客第一主義を掲げつつ、革新的なメモリおよびストレージソリューションの提供を通じて、情報活用のあり方を変革するリーディングカンパニーであり続けています。AIやデータ駆動型アプリケーションの進化が進む中、マイクロンの技術革新に注目が集まっています。次世代のメモリとストレージ技術がどのように私たちの生活を豊かにしていくのか、今後の動向に目が離せません。
会社情報
- 会社名
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マイクロンメモリジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区港南1-2-70品川シーズンテラス8階
- 電話番号
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