魅力交流委員会始動
2019-06-11 18:30:03
伝教大師最澄1200年記念の魅力を届ける交流委員会が始動
伝教大師最澄1200年魅力交流委員会設立 記者発表
令和元年6月11日、滋賀県大津市に位置する比叡山延暦寺大書院で「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会設立」記者発表が行われました。この会場は、1928年の昭和天皇の即位式記念事業として移築された近代建築の美しい空間で、46名の報道関係者が参加し、新たな取り組みのスタートを見届けました。
この委員会の代表を務める鳥井信吾委員長(サントリーホールディングス株式会社 副会長)をはじめ、様々な業界の著名人が参加しました。幹事には天台宗の杜多道雄宗務総長や、比叡山延暦寺の小堀光實代表役員が名を連ねています。
委員会の趣旨
記者会見では、委員会が伝教大師最澄の1200年を祝うと同時に、その魅力を広めていくことを目的としていることが強調されました。特に重要なのは、大学と連携した「大学コラボプロジェクト」です。このプロジェクトには、立命館大学や龍谷大学から16名の学生が参加し、積極的に意見を交わしながら魅力の発信に取り組む意向を示しました。
参加した学生の一人である立命館大学の児玉邦宏さんは、伝教大師最澄の精神を学び、同時代の学生たちと活動できることの喜びを語りました。さらに、龍谷大学の上司一慶さんは、若い世代にその魅力を伝えるための地域活動のアイデアを共有しました。
活動内容と今後の展望
記者発表では、今後行われる具体的な活動内容も明示されました。一つには、比叡山での文化イベントや地方自治体との連携、さらにはラッピング電車を用いたプロモーションなど、多岐にわたるアプローチが提案されています。加藤好文副委員長は、学生のアイデアを優先的に取り入れ、より多くの人々に伝教大師最澄の価値を伝えることの重要性を訴えました。
ここでの議論を通して、参加者たちは伝教大師の教えが古代から現代にかけていかに重要であるかを再認識しました。委員たちと学生たちの熱意溢れる対話により、新たな観光につながる可能性も感じられ、今後が非常に楽しみです。
観光振興への期待
最澄の伝承が、地域の文化や観光振興につながることも今回の取り組みの狙いの一つです。委員会では、メディアを通じて広く情報発信を行い、多くの人々が比叡山を訪れるきっかけを作ることが重要であると考えています。これに対して、参加した学生たちも力強くアイデアを発表し、地域活性化への協力を約束しました。
記者発表は無事に終了し、関係者や記者たちは大改修中の根本中堂へと視察に向かいました。未来に向けた新たな、そして壮大な文化交流の始まりを感じたひとときでした。
会社情報
- 会社名
-
伝教大師最澄1200年魅力交流委員会
- 住所
- 滋賀県大津市坂本4-6-2(天台宗官公庁内)
- 電話番号
-
077-579-0022