不妊治療を変える技術
2023-04-24 16:00:01
AIとロボットで革命!不妊治療の未来を拓くアークスが7000万円調達
AIとロボットが拓く、不妊治療の未来:アークス社の挑戦
少子化が深刻化する日本において、生殖補助医療への注目はますます高まっています。体外受精や顕微授精といった高度な技術を用いた不妊治療は、多くの夫婦にとって希望の光となる一方、高額な費用や、熟練した専門家の不足といった課題も抱えています。
そんな中、株式会社アークスはAIとロボット技術を活用し、これらの課題解決に挑むスタートアップ企業として注目を集めています。2022年3月に設立された同社は、この度、プレシードラウンドで7000万円の資金調達を実施。この資金を基に、AI支援システムや培養室作業の自動化プロダクトの開発を加速させます。
生殖補助医療を取り巻く現状とアークスの取り組み
日本の生殖補助医療は、2022年4月から保険適用が拡大されたものの、依然として経済的負担は大きく、また、高度な技術を持つ胚培養士の育成・確保が困難という課題があります。
アークスは、AIとロボット技術によって、これらの課題を解決することを目指しています。具体的には、胚培養士の高度な判断を支援するAIシステムや、培養室での作業を自動化するロボットシステムの開発を進めています。これらのシステムが実現すれば、治療の成功率向上、医療従事者の負担軽減、そしてコスト削減にもつながることが期待されます。
7000万円の資金調達:更なる技術開発へ
今回の資金調達には、株式会社ディープコアと株式会社みらい創造機構が参画。両社は、アークスの技術力と社会貢献性に着目し、投資を決断しました。
ディープコアの左英樹氏は、少子化問題の深刻さと、生殖補助医療における医師や胚培養士の不足を指摘。アークスの技術が、誰もが安全で質の高い不妊治療を受けられる社会の実現に貢献すると期待を寄せます。
みらい創造機構の南百合子氏も、岸田内閣の「異次元の少子化対策」にも触れ、アークスの技術が少子化問題の解決に貢献すると強調。大学や医療機関との連携による研究開発の社会実装を支援していく考えを示しています。
アークス代表取締役 棚瀬将康氏のコメント
アークス代表取締役の棚瀬将康氏は、トヨタ自動車やアラヤ、Jmeesといった企業でのAI開発経験を活かし、生殖医療分野へのAI・ロボット技術導入に挑戦。今回の資金調達について、「コア技術の確立と社会実装に向けて邁進する」と意気込みを語っています。
未来への展望と人材募集
アークスは、AIエンジニア、ロボットエンジニア、プロダクトマネージャーといった人材を積極的に採用しています。同社のビジョンに共感し、高い自律性を持って共に成長を加速させたいと考えている人材を求めています。
アークスの挑戦は、日本の少子化問題への取り組み、そして生殖補助医療の未来を大きく変える可能性を秘めています。今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社アークス
- 住所
- 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F-C
- 電話番号
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