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令和6年第2四半期の不動産価格指数、住宅は0.7％商業用は0.5％上昇

不動産価格指数（令和6年第2四半期分）の発表

令和6年6月及び第2四半期分の不動産価格指数が、国土交通省から発表されました。この資料は全国における住宅および商業用不動産の動向を示しています。

住宅市場の動向

住宅の不動産価格は、前月比で0.7％の上昇を示し、総合指数は139.2という値となりました。これは、さまざまな住宅タイプが含まれた結果であり、各カテゴリの動向は異なります。

- 住宅地：115.8（前月比-0.8％）
- 戸建住宅：119.2（前月比+2.3％）
- マンション（区分所有）：201.4（前月比+0.7％）

このように、住宅地はやや下落を見せている一方で、戸建住宅は強い伸びを見せていることが明らかとなりました。特にマンション市場は安定した価格を維持しています。

商業用不動産の動向

続いて商業用不動産に目を向けると、前期比で0.5％の上昇が示され、総合指数は140.8となりました。この数字は、オフィス、店舗、アパートなどの商業用不動産全体の動向を反映しています。

- 店舗：152.2（前期比+0.9％）
- オフィス：170.0（前期比-0.4％）
- マンション・アパート（一棟）：162.4（前期比-1.9％）

店舗市場は引き続き好調ですが、オフィスやマンション・アパートはやや価格の調整があるようです。商業用不動産は、特に店舗需要が高まる反面、オフィス需要には変化が感じられます。

今後の見通し

今回のデータは2023年10月までの速報値であり、発表から3か月間は改訂が行われるため、最終的な評価には注視が必要です。不動産価格の動向は、経済情勢や金利変動、人口移動などに大きく影響されますので、今後の市場の変化を注意深く観察する必要があります。

国土交通省は、このデータをもとに不動産市場の健全化を図る施策を進めていく方針です。今後、利便性の高い地域への移住が続く中で、住宅や商業用不動産の価格がどのように推移していくのか、注目が集まります。