サステナビリティ経営の講演会が神戸で開催
中小企業の健全な成長を目指す「サステナビリティ経営のノウハウ」をテーマにした講演会が、2025年1月9日に神戸市で開催されました。このイベントは、株式会社エスプールブルードットグリーンの主催の下、一般社団法人日本経営管理協会の協力を得て実施されました。講演会には、経営者やコンサルタント、税理士、公認会計士、社会保険労務士など40名が参加し、SDGs時代における企業の役割や重要な指標であるCDP質問書について学ぶ機会となりました。
当日は、同社の執行役員兼営業本部長の榎本貴仁が講師を務め、サステナビリティ経営の背景や必要性を具体例を交えながら解説しました。特に注目されたのは、2027年に義務化が予定されている世界共通のサステナビリティ基準であるSSBJと、それに伴うCDPへの情報開示の重要性です。企業が持続可能な経営を実現するためには、情報開示がどのように投資家や取引先から求められるのかを理解することが不可欠です。
参加者からは多くの関心が寄せられ、質疑応答の時間では、特にホテルオークラ神戸の取締役である手塚氏が「旅行代理店から環境関連の取り組みについて問われることが増えた。この講演で国際的なフレームワークの存在を知れたので、自社での対応を検討したい」と前向きな意見を述べました。また、日本経営管理協会の准教授である矢下氏も「中小企業が持続可能な経営を実現するためのヒントを得られて、有意義な時間だった」と講演を評価。また榎本氏は、「今の時代、情報開示が取引に影響を与えることが明らかになってきている。自社の現状や求められていることのギャップを分析し、優先順位をつけて取り組むことが重要だ」と強調しました。
エスプールブルードットグリーンは今後も、サステナビリティ経営の重要性を広めるため、全国各地での講演会を通じて、その理解を深める活動を続ける計画です。
講演会の基本情報
- - 日時: 2025年1月9日(木)17時~19時
- - 場所: 日本経済大学 神戸三宮キャンパス
- - 協力: 一般社団法人 日本経営管理協会
- - 登壇者: 株式会社エスプールブルードットグリーン 執行役員営業本部長 兼 環境経営推進本部長 榎本貴仁
一般社団法人 日本経営管理協会の活動
日本経営管理協会は、経営管理の理論と技術を研究し、コンサルタントの育成や企業への経営診断・指導を行なっています。また、300名以上の経営管理士を輩出し、企業の経営全般について解決策を提供しています。社会のニーズに応じたサステナビリティに対するアプローチについても、今後の研修活動として重要なテーマとなることでしょう。
エスプールブルードットグリーンの取り組み
エスプールブルードットグリーンは、カーボンニュートラルを目指す企業のパートナーとして、環境経営を支援しています。支援企業数は550社に達し、温室効果ガスの排出量の算定やCDP質問書への対応など、多岐にわたるサービスを提供。2023年の結果では、支援企業の97%がB⁻以上のスコアを獲得し、98%がスコアアップまたはスコア維持を達成しました。経済活動が環境への影響を考慮した方向へシフトしている今、同社のような取り組みの重要性はますます高まっています。
今後も企業が持続可能な成長を遂げるために、必要な情報とノウハウを提供する講演会が多くの企業にとっての価値となることが期待されます。