香りをAIで可視化
2025-05-27 10:49:49

AI技術で香りを可視化する新たなクラフトビールの時代!

AI技術で香りを可視化する新たなクラフトビールの時代!



三重県伊勢市にある有限会社二軒茶屋餅角屋本店(ISEKADO)は、AIによる嗅覚センサー「Obre」を導入し、世界初の取り組みとしてクラフトビールの香りを可視化しました。この技術は、近年の嗅覚研究の成果を活用し、従来の技術では捉えきれなかった香りのデータをデジタル化するものです。この新たな技術がどのような影響を与えるのでしょうか。

なぜ嗅覚は“科学の空白地帯”なのか?


私たちは視覚や聴覚をデジタルに記録できる時代を迎えていますが、嗅覚だけは未だにその解明が進んでいません。嗅覚受容体が解明されたのは2000年代に入ってからですが、それがなぜ人間に特定の香りを認識させるのか、科学的には謎のままです。そこで、レボーン社の技術を駆使して「Obre」を開発し、嗅覚をデジタル化する試みがなされました。

70種のビールを通じて香りの可視化に成功


ISEKADOでは、Obreを使い、70種類のビールの香り分析を行いました。この結果、香りの違いを明確に示すデータを得て、商品の個性を視覚的に理解できるようになりました。香りの正確なデータ化は、ブランドの資産として非常に価値の高いものです。

官能評価とセンサーデータの統合


新たに作成された「香りに基づく麦酒マップ」は、Obreが測定した香りデータとISEKADOのビール鑑定士による官能評価を統合したものです。これにより、消費者は自分の好みに合ったビールを選ぶ際のガイドとなります。このマップは、消費者とブランドの接点を新たに生み出し、質の高い情報提供に寄与します。

香りがもたらす新しいマーケティングの形


ISEKADOでは、今後この香りデータを基に、商品ごとの香りの違いを視覚的に訴求する販促ツールを開発する予定です。また、消費者との新たなコミュニケーションとして、体験型イベントやSNSキャンペーンにも活用していく考えです。将来的には、日本で生まれたクラフトビールの香りを世界に伝えるマーケティングツールとして、業界全体への普及を目指しています。

関係者からのコメント


ISEKADOのマーケティング本部長兼品質管理責任者、山宮拓馬さんは、Obreによる香りの可視化はクラフトビールの魅力を多くの消費者に伝える新たな挑戦であると語ります。彼は、消費者が自身の好みに合ったビールを見つける手助けになることを期待しています。また、将来的には品質管理や新商品の開発にも活用することを検討しています。

まとめ


ISEKADOの「Obre」による香りの可視化は、クラフトビール業界に革新的な変化をもたらすものとなるでしょう。精密な香りデータの提供により、消費者がビールの魅力をさらに深く理解できるようになるだけでなく、ブランドにとっても重要な資産とすることができます。レボーンは、この技術を通じて地域の食文化をさらに広めていくことを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社レボーン
住所
東京都中央区新川1-25-2新川STビル2F
電話番号
03-6690-0275

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