Arcserve Japanが新たなデータ保護ソリューション「Arcserve UDP 10」を発表
近年、急激に進化するAI技術とそれに伴うサイバー攻撃の脅威が高まる中、企業や組織に求められるのが「サイバーレジリエンス」です。これは、万が一の攻撃を前提に、被害を最小限に抑えつつ、迅速に組織の機能を回復する能力を指します。特に欧州では、2024年10月に成立する「サイバーレジリエンス法(EU Cyber Resilience Act)」により、世界的に関心が寄せられるテーマとなっています。
このような中、Arcserve Japanは最新の統合型データ保護ソリューション「Arcserve UDP 10」を発表しました。これは、複雑なIT環境において、仮想と物理が混在するニーズに応えられる次世代のバックアップおよびリカバリソリューションです。
Arcserve UDPとは
「Arcserve UDP」は、組織のデータを保護し、迅速に復旧できる特徴を備えています。ユーザーは操作が簡単で、災害対策や豊富な機能も標準で利用できるため、さまざまなクラウドサービスとの連携も容易です。
Arcserve UDP 10の紹介ページは
こちらから確認できます。
Arcserve UDP 10の注目の機能
Arcserve UDP 10には、特にサイバーレジリエンスを強化するための新機能がいくつか追加されています。以下にその主な機能を紹介します。
サイバーレジリエンスの強化機能
1.
アシュアードセキュリティスキャン: バックアップ後に自動でマルウェアスキャンを実施し、クリーンなデータリストアを行います。
2.
読み取り専用データストアのインポート/マウント: 従来の仕様では不可能だった、リストア訓練が実施できるようになります。
3.
SQLデータベースのバックアップデータのマウント: リストア前に内容確認が可能で、問題を未然に防ぎます。
4.
RPSデータストア用共有フォルダの削除: 不正アクセスを防ぎ、ランサムウェア対策が強化されます。
クラウド/オンプレミス環境への対応強化機能
1.
Google Cloud Platform (GCP)への仮想スタンバイ: 新たにGCPが選択肢に加わり、事業継続プランが強化されます。
2.
仮想スタンバイの手動実行: 任意のタイミングでの実行が可能になり、システム復旧が簡単に行えます。
3.
1対多のレプリケーション: 複数のRPSに同時にバックアップデータを複製でき、災害対策を強化します。
4.
RPSリモート共有データストアに設定可能なUNCパスワードの長さ拡張: Azure Filesを利用したデータストアで120文字の長いパスワードが利用可能に。
5.
新しいLinuxカーネルの自動サポート: 更新時に新しいドライバを自動適用し、管理負担を軽減します。
6.
RHEL 9.x系のベアメタル復旧(BMR): 最新のLinux OSに対応。
販売情報
「Arcserve UDP 10」の受注開始日は2024年11月1日、出荷開始日は11月7日です。価格は、永久ライセンスの「Arcserve UDP 10.0 Advanced Edition - Server」が151,000円(税抜)、サブスクリプション版が52,000円(税抜)となっており、いずれにも1年間のメンテナンスサポートが含まれています。
Arcserveの役割
Arcserveは、40年以上にわたってデータレジリエンスのパイオニアとして地位を築いてきました。現在、世界150カ国で30,000社以上のパートナーに支持されており、データ保護やリカバリの提供に注力しています。詳細情報や製品に関するお問い合せは、
Arcserve公式サイトをご覧ください。さらに、Arcserveの最新情報はX(旧Twitter)やFacebookからも受け取れます。
*記載されている商標名は各社の登録商標または商標です。