兵庫県、NTTデータ関西の新電子請求サービス導入へ
兵庫県では、株式会社NTTデータ関西が提供する総合財務会計システム「財務会計MASTER(R)」が、新たに「BtoBプラットフォーム請求書」や「BtoBプラットフォーム TRADE」との連携により、電子請求サービスを導入することが決定しました。このサービスは令和7年度内に提供予定で、兵庫県の「新しい働き方」を推進する一環として位置付けられています。
新サービスの目的と背景
兵庫県は2023年2月に策定した「新しい働き方推進プラン」において、テレワークの活用とICTを用いた業務改革を重要視しています。特に、ペーパーレス化とストックレス化を進める中で、従来の紙媒体での請求書発行は、多様な働き方や職場の効率化において大きな障害となっています。従来の方法では、請求書の郵送や手入力の転記作業によって時間や人手が浪費され、事務作業の効率が低下していました。
具体的なサービス内容
「財務会計MASTER(R)」と「BtoBプラットフォーム」を連携させたこの新しいサービスにより、発注から請求、支払いまでのすべての処理をオンラインで完結できるようになります。これにより、紙の請求書を電子に切り替えることで、業務負担が軽減され、迅速かつ正確な処理が実現します。このサービスを通じて、自治体や事業者の財務会計業務の効率化が期待されます。
事務効率化のメリット
このような連携によって、金融事務や請求書発行に関する担当者の労力が大幅に削減されることが見込まれています。特に、データの入力ミスチェックや修正が容易になり、書類の整理が不要になることで、業務のスピードと正確性が向上します。また、これによって得られる効率化の恩恵は、兵庫県の職員だけでなく、サービスを利用する事業者にとっても大きな価値となるでしょう。兵庫県会計課もその効果について期待を寄せています。
まとめ
NTTデータ関西は、この新しい電子請求サービスを通じて、全国の自治体に向けて「新しい働き方」を導入し、DX推進の一翼を担うことを目指しています。兵庫県におけるこの取り組みは、デジタル化に向けた重要なステップであり、今後の社会に対する影響は計り知れません。これを機に、他の自治体でも業務のデジタル化が進むことが期待されます。
サービスの詳細は、NTTデータ関西の公式サイトや、BtoBプラットフォームのリンクを通じて確認できます。これにより、請求業務の新たな標準が生まれるのか、注目が集まっています。